ボンダイビーチ写真潜む大量の電気クラゲ
” 美しいビーチの写真をSNSに投稿した撮影者は、そこには危険な生物が生息していると注意を呼びかけた。
一見すると普通の写真に見えるが、そこには無数の「電気クラゲ」が写っているというのだ。『9News』などが伝えた。
豪サウスウェールズ州シドニーのボンダイビーチは、地元の人も多く集う人気の観光地だ。
そんな美しいボンダイビーチの一角を写真に収めたオーストラリア在住のアイザック・アーヴィンさん(Isaac Irvin)が今月3日、Twitterに「波にさらわれなかったとしても、カツオノエボシにやられるぞ!」とその写真を投稿した。
写真は海の近くに併設された子ども専用のプールを捉えたもので、奥にはビーチが写っており、いたって普通の写真に見える。
しかし写真の右下に目を凝らしてみると、プールサイドの部分に大量の“カツオノエボシ”が打ち寄せられていたのだ。
カツオノエボシは海の危険生物として知られており、刺されてしまうとピリッとした痛みを感じ患部が腫れ上がる。
幼児や高齢者、アレルギーを持っていたりする場合には、呼吸困難に陥ることもあるという。
刺された時に電気が走ったような感覚があるため、「電気クラゲ」とも呼ばれている。
クラゲと呼ばれているが実はクラゲではなく、“ヒドロ虫”という小さな生物が集まってできた群体だ。
体には透明な風船のような構造を持っており、海面に浮かび風を受けて移動する。
ボンダイビーチを含むオーストラリア東海岸では北東から強い風が吹いていたといい、この風により東海岸の各地でカツオノエボシの目撃情報が多数報告されているという。
大人でも思わず触ってみたくなるキレイな見た目をしており、子どもであれば尚更触れてしまう可能性が高い。
そんな危険なものが子ども用のプールに打ち寄せられた写真に多くの人がショックを受けた。
ユーザーからは「普段カツオノエボシを見かけたとしても、砂浜に点々と打ちあがっているくらいなんだ。
こんな数は見たことがないよ」「すごい数だ。二度見しちゃった」「47年サーフィンをしているけど、2週間前に初めてカツオノエボシに刺されたよ」などのコメントが届き、
東海岸に住む人々からは浜辺に打ち上げられた大量のカツオノエボシが写った写真もいくつか投稿された。
ちなみにカツオノエボシに刺された場合の対処法について、ロイヤルオーストラリア一般開業医専門学校(The Royal Australian College of General Practitioners)は「初期対応後、42~45度のお湯を刺された場所にかければ、30~90分ほど痛みを軽減することができます。お湯が無ければカイロで代用することも可能です」と述べている。”(出典:Techinsight via livedoor NEWS)
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