中野信子さんの自伝で辿られた思考の遍歴から伝わった自分自身である覚悟:『ペルソナ 脳に潜む闇』読了

脳科学者 中野信子さんの『ペルソナ  脳に潜む闇』を読了。

先月(2022年6月)↓

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中野信子さん登壇イベント前「あわよくばサイン頂けたらいいなぁ」との思いから購入していた著書。

刺激的でもある本書帯

遡られていく自伝

帯に「脳科学者  初の自伝」とあり、今まであればご専門の脳に関する学びを分かりやすくといった購入目的でしたが、

いつ以来だろう・・と遡ってみれば、実に5年ぶりの中野信子さん本でした  << 2017年5月29日投稿:画像は記事にリンク >> 中野信子さんに学ぶ、簡単なコツやテクニックで習得できる脳のメカニズムにかなった生き方:『世界で活躍する脳科学者が教える!世界で通用する人がいつもやっていること』読了 ②

本書は脳ではなく中野信子さんご自身に焦点があてられた内容で、冒頭の「はじめに わたしは存在しない」から

” モザイクのように出来上がっている中野信子の姿を、何がしたいのかよくわからない、といってお叱りいただくこともある。が、そういうその人こそ、何がしたいのかよくわからない。”(p3)

に、

” わたしのペルソナ(他者に対峙する時に現れる自己の外的側面)は、わたしがそう演じている役である、といった言い過ぎだと感じられるだろうか?  あなたが、わたしだと思っているものは、わたしではない。一時的に、そういう側面を見て取ってもらっているだけのことである。”(p9)

と(読者を)突き放し気味の文が続き、TV等で何となしに抱いていた物腰の柔らかさといった先入観を覆されるかの展開。

構成も

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:準備銀行、3会合連続利上げ。住宅市場に打撃も

準備銀行、3会合連続利上げ。住宅市場に打撃も

” オーストラリア準備銀行(中央銀行)は5日の理事会で、政策金利を0.5%引き上げ、1.35%にすると発表した。

利上げは3会合連続で、政策金利は新型コロナウイルス感染拡大前の2019年6月(1.25%)の水準を超えた。

中銀は金融引き締めで加速するインフレを抑制する。足元の経済は底堅さを維持するが、急ピッチの利上げで住宅市場などを通じた景気の下押し圧力も強まりそうだ。

ロウ総裁は5日の声明で「豪州のインフレ率が政策目標内に戻るように必要なことを行う」と述べ、今後のさらなる利上げを示唆した。

また1~3月期に前年同期比5.1%と約20年ぶりの高水準となった消費者物価指数(CPI)上昇率については、今年後半にピークを迎え23年には安定するとの見方を示した。

豪州ではガソリンなどの自動車燃料や生鮮食品が上昇し、CPIを大きく押し上げている。

中銀が重視するエネルギーや食料品など変動の大きい品目を除く「刈り込み平均値」(コアインフレ率に相当)も1~3月期は同3.7%上昇し、政策目標(2~3%)を上回った。

豪州の5月の失業率は4月と同水準の3.9%と約50年ぶりの低さを維持し、労働市場は引き締まっている。

今後の賃金上昇が期待できる環境も利上げに積極的な中銀の姿勢を下支えしている。

足元で豪経済は堅調さを維持している。新型コロナのデルタ型を受けたロックダウン(都市封鎖)で実質国内総生産(GDP)がマイナス成長となった21年7~9月期を最後に、個人消費がけん引する形で同年10~12月期、22年1~3月期はそれぞれ前期比3.6%増、0.8%増となった。

豪金融大手ウエストパックグループは23年4~6月期まで豪経済がプラス成長を維持するとの予測を出している。

ただ中銀が利上げを続ければ住宅ローン金利も上昇し、住宅価格が急激に下落するリスクが残る。

住宅情報会社コアロジックによると、6月の豪住宅価格は前月比0.6%下落した。

大都市の下落幅が大きくシドニーは同1.6%減、メルボルンも1.1%減となった。インフレが進む中で住宅価格の下落が続けば、逆資産効果で消費心理を冷え込ませ経済を下押しする懸念が残る。”(出典:日本経済新聞

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伝説の深夜番組の熱気を2022年に今一度:『怒りオヤジ 愛の説教BOOK』読了

ひと昔ほど前、深夜の放映を楽しみにしていたTV番組から出版に至った『怒りオヤジ  愛の説教BOOK』を読了。

(購入時の)残り1点の表記にも巡り合わせを感じての購入 出典:amazon(画像はサイトにリンク)

Wikipediaで番組情報を検索してみると、『怒りオヤジ3』の放映期間は2005年10月から2009年3月。

断たれていた点が・・

10年以上の時世を経て「なぜ今ごろか」というと、(2022年)5月に『怒りオヤジ』のシンボルとでも言うべき立会人 及川奈央さんを目の当たりに機会があり、

有吉によるブスキャバ嬢へのおもしろ説教

YouTubeにアップロードされているこの時↑の放映回などで紹介された本書に興味を持った経緯。

ご存じのない方のために番組を紹介すると

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:シドニーなどで2022年3度目の洪水、約5万人が避難

シドニーなどで2022年3度目の洪水、約5万人が避難

” オーストラリア最大の都市シドニーを今年3度目の洪水が襲い、当局は住民の一部約5万人に避難を呼びかけている。

気象当局によると、シドニーがあるニューサウスウェールズ州の一部の地域では、4日間で800ミリの雨が降った。シドニーの一部では、4日間の降雨量が平年の約8カ月分にのぼった。

今回の緊急事態を受けて、グレーター・シドニー一帯では100件以上の避難命令が出ている。道路は寸断され、水没した家屋もあり、数千人が停電に見舞われている。

シドニーでは5日から豪雨が弱まる見込みだが、強風が予想されており、樹木が倒れたり、電線が垂れ落ちたりする危険性もある。

オーストラリアでは今年に入ってから、ラニーニャ現象による洪水で20人以上が死亡している。その多くがニューサウスウェールズ州に集中している。”(出典:BBC NEWS JAPAN

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夏の暑さ実感しながら生きざまなどを学びを得たし 2022年6月入手積読8冊

先月(2022年6月)月初に積み上がっていた

<< 2022年6月1日投稿:画像は記事にリンク >> 既に夏を感じさせられる梅雨入り前に揃いしお馴染みカテゴリー 2022年5月入手積読7冊

5月入手7冊を読み終え、新たに積み上がりし6月入手8冊。

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:Boomers戦を振り返るトム・ホーバス日本代表ヘッドコーチ

Boomers戦を振り返るトム・ホーバス日本代表ヘッドコーチ

” 7月1日にオーストラリアのジョン・ケイン・アリーナで「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window3が行われ、男子日本代表(FIBAランキング38位)が、国内リーグのNBL勢を中心に形成されたオーストラリア代表(同3位)と対戦した。

第1クォーターを13-22で終えた日本は、続く第2クォーターではチーム全体でわずか4得点と失速。17-47でハーフタイムを迎えると、後半に入ってもオーストラリアに大きく点差を広げられる。第4クォーターではオフェンスのリズムをつかんだ日本が奮闘するも、最後は52-98で大敗を喫した。

キャプテンを務めた張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)は、試合終了後に「出だしから相手のフィジカルなバスケットに圧倒されました。1試合を通して自分たちのバスケットができたのは第4クォーターだけなので、修正する部分はたくさんあると思います」と振り返った。

また、次戦のチャイニーズ・タイペイ戦については「必ず勝たなくちゃいけない」と話し、「この試合で見つけた課題を一つひとつクリアしていって、またチーム一丸で頑張っていきたい」と前を向いた。

トム・ホーバスヘッドコーチは「良くない試合でした。合宿ではいい練習をやっていたけど、試合ではいいバスケットができていない。この試合ではオフェンスは問題ないけど、ディフェンスはどうかなと思っていたんですよ。でも、逆にオフェンスもぜんぜんダメでした」とコメントし、大敗の要因について語った。

「相手のフィジカルに負けて、チームの足が止まり、早いバスケットができなかったです。ペイントアタックも相手のフィジカルディフェンスによって止められました」

また、「試合の出だしはそんなに悪くなかった」と話すホーバスHCは、「2回連続でブロックをされたあと、みんな自信がなくなった感じで、そこからオフェンスのリズムがおかしくなった」とチームが崩れた分岐点について語った。

第1クォーター中盤に7-5とリードしていた日本だったが、テーブス海(滋賀レイクスターズ)と吉井裕鷹(アルバルク東京)のシュートが、NBAでもプレー経験の豊富なビッグマンであるソン・メイカーに立て続けにブロックされる。

その後、日本は12-0のランを作られ、オーストラリアに試合の主導権を握られた。

一方、25-30と奮闘した第4クォーターについては、「あのくらいのバスケットはできるかなと思います。でも、最初から最後まであのバスケットをやらなければならない。今日はいいバスケットが足りなかった」と話し、最後の10分間でのプレーが日本のスタンダードでなければならないと語った。”(出典:BASKETBALL KING via Yahoo! JAPAN

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『YouTube Works Awards Japan 2022』開催記念 シルクロード × 明石ガクト× 嶋浩一郎 「YouTubeと広告の未来を語ろう」参加記

久々に雨も降った月曜日の夜、下北沢の本屋B&Bを往訪し、シルクロード明石ガクト嶋浩一郎YouTubeと広告の未来を語ろう」と題されたイベントへ。

YouTubeを代表するチャンネルの一つFischer’sを率いるシルクロードさんの登壇及びリアル参加出来ることが決め手となり参加。

本イベントは、YouTube Works AWARDS Japan 2022でご登壇のシルクロードさんが審査委員長に携われたなどの経緯から実現したもの。

YOUTUBE WORKS AWARDS JAPAN 2022 l ダイジェスト

冒頭、客席側でご参加されたGoogleの方から「広告に効果がないと続けて頂けない。効果のある広告とはどういうものだろう?」といった出発点からYouTube Works AWARDSが開催されるようになり、

↓など、部門ごとの表彰作品を見ながら、

YOUTUBE WORKS AWARDS JAPAN 2022 YouTube Creator Collaboration

登壇の方々の寸評に意見を聞きながら進行。

変遷する広告の要諦

従来の広告は人通りのある場所などに掲出すれば見てもらえたものの、YouTubeは視聴者が喜ぶものをやらないと成立しない。

また、従来の広告は作り手の一方的(=投げっぱなし)に完結した形で制作されていたが、YouTubeはコメント欄で当該動画がどのように視聴者に受け止められたかを可視化することも重要な要素であること。予算がない中で、撮り方を工夫した作品で親近感を得たり等、制作者が予期せぬ形で評価されることも多い。

といったシルクロードさんや明石ガクトさんが動画制作に携わってきた過程で得られた知見などが織り交ぜられ、いわゆる(再生数が)伸びる動画に共通していることや、一般的にYouTubeチャンネルの指標が登録者数で判断されがちなところ作品に寄せられたコメントに大きな価値がある点など、動画の見方最前線といった内容に好奇心を刺激されました。

良いことも悪いことも360°

数々の(ギネス記録など)伝説的作品を残してきたシルクロードさんも、今支持を得れている(海外の)動画を見まくって分析を怠らない姿勢に、

イベント最後に設けられた撮影タイムでのハプニング・・

昨年(2021年)出版された自伝的青春小説とのコピーが踊る『全力少年ドモラ』に感化され仲間内でYouTubeを始めたは良いが、

一年程度で行き詰まってしまう人たちの話しが紹介された際、シルクロードさんが、失敗もストーリーに組み込んでいくほどの心がけが大切で、完全無欠な人ほどどこかで綻びが生じてしまうもの。失敗を乗り越えていくことが後の成功につながるとの指摘などテクニックにとどまらず、軸となる部分のお話しを第一線のクリエイターから直に耳に出来た貴重な機会となりました。

オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:イズラエル・フォラウがトンガ代表で国際舞台復帰 

イズラエル・フォラウがトンガ代表で国際舞台復帰

” オーストラリア代表として73キャップを重ね、スーパーラグビーで歴代最多トライ記録を樹立するなど、世界最高峰のラグビーフットボーラーのひとりと呼ばれながら、SNSでの過激な投稿が原因でオーストラリアラグビー界から追放されていたイズラエル・フォラウが、約3年7か月ぶりに国際舞台に復帰した。

しかし、袖を通したのはワラビーズ(オーストラリア代表)のゴールドではなく、赤いジャージー。

両親の出身地であるトンガの代表“イカレ・タヒ”の一員として、7月2日にフィジーのスバでおこなわれたパシフィック・ネーションズカップ(PNC)の開幕節でデビューを果たした。

トンガ代表となったフォラウは、シャイニングアークス東京ベイ浦安でも着慣れた15番(FB)ではなく、14番(WTB)をつけて先発出場。

ブレイクダウンでも献身的にプレーし、前半22分にはゴール前でボールを手にして会場を沸かせたが、見せ場は少なかった。

26分、フォラウはリスタートのキックオフでボールをチェイスに行った際、足を痛め、負傷交代となってしまった。

トンガ代表は、フォラウと同じく資格変更した元ニュージーランド代表のCTBマラカイ・フェキトアとFBチャールズ・ピウタウが奮闘してチームを引っ張ったが、この試合は対戦相手のフィジー代表が圧倒。

得意のランニングラグビーでファンを魅了しただけでなく、セットピースも安定して、計5トライを挙げ、堅い守りも光り、36-0と快勝した。

なお、後半18分には東芝ブレイブルーパス東京に所属する元ニュージーランド代表のCTBセタ・タマニバルが白いジャージーの22番をつけて出場し、母国フィジーの代表としてデビューを飾っている。

PNCのもう1試合は、サモア代表がオーストラリアAに31-26で勝利。同点で迎えた試合終了間近の後半38分、かつて日本でもプレーしたことがあるWTBナイジェル・アーウォンがインターセプトからゴールに持ち込み、これが決勝点となった。”(出典:RUGBY REPUBLIC

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