「え”、こんなところで浅野温子出るんだ!?」と、
幼少の頃からの馴染みのエリアに出来た20年ほど前に出来た劇場に浅野温子さん主演の舞台が上演されていると知り、
帰宅後、ネットで調べれば・・ 「千秋楽のチケットが買えそうだな」ということで行ってきました。
休日、たまにお芝居?!
休日の非日常浸りは、もっぱら映画で「演劇を見に行くのは何時以来だろう・・」と(多分、今は亡き渋谷のPARCO劇場で5年前くらいに三谷幸喜さんの舞台『90ミニッツ』を観て以来)。
全席自由であったことから、受付開始の約90分前から並び、「(自分で)相当楽しみにしてるんだなぁー」と(笑)
あぶ刑事世代のDNAに誘われ・・
私的、浅野温子さんと振り返れば、ハードボイルド路線で一時期ハマった角川映画での『スローなブギにしてくれ』に
やや後追いとなったものの『あぶない刑事』に、学生時代の思い出が引っ張り出されますが、
だいたい四半世紀の時を経て、ご本人の演技力を目の当たりに出来る巡ってきたこの機会。
臨場感に、惹き込まれるストーリー展開に
並んだ効果から、最前列を確保っ〜
並び始めから、だいたい2時間40分が経過して迎えた開演。話しの筋は頭に入っていませんでしたが、
程なく話しに引き込まれ、距離からくる臨場感からか、壇上の「拍手しましょう」の台詞に・・
反応しそうになること、しばし(苦笑)
自分で気づいてなかっただけで「芝居(のお客さん)向きかも?」なんて思いが過るほど、
浅野温子さんの魅力にとどまらず、出演者の皆さんの個性に演技に、存分に日常から切り離されていました。
現実か、幻想か、交差する空間
今回は東京公演の千秋楽で、熊本(県人吉市)公演が、まだ残されているようで、
以下にネタバレをちょっと含みますが、事件を引き起こした主人公が、世間のほとぼりが冷めるまでと
挙句、精神病棟に入院させられる羽目になり、入院患者同士で繰り広げられる人間ドラマというのが、大づかみの話し。
笑いあり、考えさせられることあり、希望を灯されるなど、様々な感情を引っ張り出され、
エンディングを迎え、「あぁ、終わっちゃうか、、」と名残惜しい心情にさせられました。
ちょっと嬉しい、閉幕後の展開
終演後、千秋楽ということで出演者皆さんから挨拶があり、普段の舞台でも同様なのか、?ながら
殆どのキャストの方が客席に出てこられ、しばし歓談、交流の機会。
やっぱり、こういう機会があると嬉しいですねー。
浅野温子さんをはじめ、短い時間ながら先ほどまで熱演されていた役者の方々と
閉幕後の熱気、余韻を分かち合える機会を持て、「休日の過ごし方で舞台っていいかも〜」
なんて、出演者皆さんのお陰で、印象的な日曜日を過ごすことが出来ました。