角川映画の名作にして、浅野温子さんの代表作『スローなブギにしてくれ』をDVD鑑賞。
先週鑑賞した浅野温子さん主演の舞台『イノチボンバイエ』を鑑賞した際、
もしかしてサイン貰えた場合の一品にと購入したものを、その余韻引きづるこの機会に改めて見てみようと。
呼び起こされた懐かしの感情
と、二十数年前に一度本作を見ていたつもりも、さっぱり内容が頭に残っておらず、
しかも映像に伝わってくる感覚が見事に「昭和」で月日の経過というのか、久々に見た角川映画に感じたノスタルジーと云うのか、
ストーリー以外でも、さまざまな感情を引っ張り出されました。
作品の衝撃度は、浅野温子さんが「さんまのまんま」にゲスト出演(浅野温子さんの出演:14分53秒過ぎから)された際に、
さんまのまんま大全集 2012年5月13日 120513 明石家さんま・・
ホストの明石家さんまさんが力説されていて、時代が移ろっての強弱の差はあっても
鑑賞中、鑑賞後に乗っかってくるかの重みは相当なもので、一時代を背負った作品の重みを感じます。
充満する鬱屈とした雰囲気に、重苦しく光を見出せぬかの恋愛の行方に・・
ところどころ青春映画の要素も見出しましたが、
「角川映画って、こうだったかなぁ」と、学生時代に自分自身がハマった頃を引っ張り出されるかの感覚で
129分と長めの尺で楽しい話しでないながら、思いのほか、惹き込まれました。
一度見た作品は、あまり見直ししないタイプながら「タイトルが引っかかっていたり、突然、頭に蘇ってきた作品を改めて見直すって鑑賞の仕方もいいかも〜 」なんて思わせてくる映画でした。