「観劇は、いつ以来だったんだろう・・」
と、遡ってみれば↑3年2ヶ月ぶり。
正午前から初となる三軒茶屋駅近くのシアタートラムを目指し出発。
土地勘乏しきエリアで、道順も直進のみではないものの分かりやすい経路で難なく開場時間前に到着。
程なく建物内のロビーに入場すれば、小泉今日子さんご自身がスタッフの一人として物販コーナーであったり、こまめにお知り合いの方にご挨拶されるなど、アットホームな空気も漂いながら徐々に場内の雰囲気に慣れ、いざ開演(以下、一部ネタバレを含みます)。
ありそうな日常からファンタジーも入り混ざり
微妙な距離感を持つ夫婦に、夫のお父さんに、長く勤めながらも夫婦の経済状況等から去就が微妙な家政婦さんに、そこにお父さんと謎めいた過去を持つ女性の娘の思惑が絡み合い進行していくドラマ。
観劇は得意ではないものの時おり思い立って劇場に足を運んでいて、頻繁が上がらないのは淡々とした進行が好みなのに対して、舞台は割と強めとの感覚で、それがミュージカル、オペラの域にまで達してしまうと壁を作ってしまいますが、
今回は強めに感じつつも感覚に馴染む水準で、場内ではしばし笑い声に包まれたり、中盤に意外にも!?一部アニメーションが導入されるなどギアも一段入れる感じで自然と引き込まれていき、この辺りキャストの風間杜夫さん、石田ひかりさん、佐藤直子さん、小野花梨さん、豊原功補さんの力量に拠るところが大きかったですかねー。
何より、普段訪れない場所に足を踏み入れての非日常性が、観劇の楽しみを増幅してくれたものと。
劇中と劇場内で醸されていた心地良さ
終演後、聞いてはいたものの小泉今日子さんを始めとする皆さんのお見送りに恐縮しつつ、
思い切って声がけさせて頂けば想像以上に気さくに応対頂くなど、心地良い週末のひと時を過ごしてくることが出来ました^^
小泉今日子さん率いる明後日の舞台は、紀伊國屋ホールでの上演時などでも「行きたいな」と長く関心を持っていて、タイミング合った今回でしたが、ストーリーを問わず「また是非行ってみたいな」と実感させられた舞台でした〜