安宅和人さんが説く、優れた知的生産を実現するために欠かせぬイシュー:『イシューからはじめよ』読了

先週、中間記⬇︎をアップロードした

<< 2020年6月6日投稿:画像は記事にリンク >> 安宅和人さんが説く、優れた知的生産を実現するために欠かせぬイシュー:『イシューからはじめよ』中間記

安宅和人さんの『イシューからはじめよ』を読了。

イシュー、そして展開〜結び

本書の要諦となるイシューを見極めた後の

 仮説ドリブン  ①(イシューを分解し、ストーリーラインを組み立てる)

  ↓

 仮説ドリブン ②(ストーリーを絵コンテにする)

  ↓

 アウトプットドリブン(実際の分析を進める)

  ↓

 メッセージドリブン(「伝えるもの」をまとめる)

は、順を追って各章(第2章〜第5章)で説明されています。

研ぎ澄まされ、生み出す「結果」

消化するには、本文にある通り、

” 「僕は今、自分にできる限りの深いレベルまで、知的生産におけるシンプルな本質を伝えた。あとは、あなたが自分で経験する以外の方法はないはずだ」と。”(位置 No.2107)

ということで、理解の及んだ部分から実践を通じてということになるでしょうが、

終章(第5章)となる「メッセージドリブン」内で言及された

“「イシューからはじめる」世界では ・・中略・・ 「本当にこれは面白い」「本当にこれは大切だ」というイシューだけがあればよい。”(位置 No.1848)

に、

” 優れたプレゼンテーションとは ・・中略・・ 「ひとつのテーマから次々とガギになるサブイシューが広がり、流れを見失うことなく思考が広がっていく」ものだ。 ・・中略・・ 最終的なメッセージを明確な論理の流れのなかで示していくことが理想だ。”(位置 No.1883)

或いは

” 優れたチャートが満たすべき条件というのは以下の3つに収斂すると考えている。

1. イシューにそったメッセージがある

2. (サポート部分の)タテとヨコの広がりに意味がある

3. サポートがメッセージを支えている “(位置 No.1933)

といったポイントは、スコンと腹落ちさせられました。

全体的な捉えには及ばなかったもののものの本質を見極め、アウトプットを行っている作業の一連の流れで、学びになる点、多々感じさせられた読書となりました。


Comments

comments