オーストラリア英語とアメリカ英語の違いを日豪関係に40年以上携わる田中豊裕さんに学ぶ:『豪州読本:オーストラリアをまるごと読む』おさらい ④

前日にようやく『豪州読本:オーストラリアまるごと読む』を読了.-

その前から始めていた、おさらい編の4回目。

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2、3回目はオーストラリア英語について取り上げていましたが、今回はアメリカ英語との単語の使い方の違いについて。

同じ意味でも、アメリカとオーストラリアでは単語がかなり違う

” アメリカとオーストラリアでは単語の使い方にも違いがある。同じ意味を表すときに違う単語を使う場合が多いので、その一部をここで付け加える。

よく間違うのであるが、建物の一階をアメリカではファースト・フロア(first floor)、オーストラリアではグランド・フロア(grand floor)という。

ファースト・フロアは、オーストラリアでは2階である。

以下、上段のアメリカ英語に対し、下段がオーストラリア英語である。代表的なものを列挙した。”(18% / 百分率は電子書籍のページ数に相当)

*以下ではブログのレイアウト上、アメリカ英語:(US)、オーストラリア英語(AUS)の記載で区別します。

  1. (US) クッキー:cookies、(AUS) ビスケット:biscuits
  2. (US) アペタイザー:apetiser、(AUS) オントレー:entree
  3. (US) セーター:sweater、(AUS) ジャンパー:jumper
  4. (US) 紙幣ービル:bill、(AUS) ノート:note
  5. (US) ガソリン:gasoline、gas、(AUS) ペトゥロール:petrol
  6. (US) ケチャップ:ketchup、(AUS) トマトソース:tomato source
  7. (US) エレベーター:elevator、(AUS)リフト:lift
  8. (US) ナプキン:napkin、(AUS) サービエット:serviette
  9. (US) 缶ーキャン:can、(AUS) ティン:tin
  10. (US) アパート:apartment、(AUS) フラット:flat
  11. (US) タンスーカバード:cupboard、closet、(AUS) ウォードゥロープ:wardrobe
  12. (US) 薬局ードラッグストア:drug store、(AUS) ケミスト:chemist
  13. (US) 休暇ーバケーション:vacation、(AUS)ホリデー:holiday
  14. (US) 広告ーコマーシャル:commercial、(AUS)アドバーティズメント:ad, advertisement
  15. (US) 郵便番号ージップコード:zip code、(AUS)ポーストコード:post code
  16. (US) 予約ーリザベーション:reservation、(AUS)ブッキング:booking

また、同じ単語でもスペル、発音が違うことが多々ある。ここでは例を省略する。

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意外といい加減?なオーストラリア英語

スペルや文法に関しては無頓着というかルーズなところがある。看板、案内書、手紙などやたらに誤字が目に付く。

スペルの間違い、単数複数の誤りなど、目に余るものがある。非英語圏からの移民が多いこともその理由であるが、

オーストラリア人はもともとスペル、文法に不正確である。国語が英語なのだから、すべて彼らが正しいと思いがちであるが、

どうしてどうして、われわれ日本人の方が、文法を長くかつ深く勉強しているので、正確である場合が多い。

また、大学で英文学や英語を勉強してきた人は、一般のオーストラリア人より英語に関する知識はずっと上であるので自信を持つべきである。

公用語は英語だが、オーストラリアは多民族国家であるので実際の日常生活の中で、200ヵ国語以上が話されている。

移民してきた人が話す英語は、もともとの言葉のアクセントやイントネーションや発音が合体し、これもまたわかりにくい英語になっている。

オーストラリア英語といってもすべて単一ではない。いろんな国から移住してきた母国語の影響が強い。

また、会話の中で英語と母国語をチャンポンで話す人も多い。そのためわかりにくくなっている。” (18-19%)

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知識は大事なれども、聞き返す姿勢、粘り強さ

学校で習う英語が、発音を含め映画、ドラマなどで馴染みのあるアメリカ英語になるので

イギリス英語を話す人に出会うと、発音のキレイさに驚いたりすることがありますが

オーストラリア英語というと、多くの人にとって壁があるものと思います。

アメリカ英語との違いでは、こちらが話す分には通じる事が多いのでは?と思いますが・・

オーストラリア人が日本人に、例えば「Chemist(薬局)」と言っても、なかなか一発で通じることは難しいと思うので

今回のような一覧性のあるもので勉強しておく事も対策にはなりますが、実際はカバー仕切れないのが実情であると思います。

そこでコミュニケーションの原則に立ち返り、分からないことは曖昧にせず、きちんと分かるまで質問を繰り返すことですね。(←日本的に空気を読んだりして、なかなか徹底出来ないことでありますが・・)

オーストラリア英語編は今回まで。後日、おさらい編は継続します。


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