オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:オーストラリアの国民薬① ー Panadol Australia

下記の記事は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」8月7日付の記事を転記したものです。

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オーストラリアの国民薬①:Panadol Australia

” 彼ら(オージー)は人の言うことにあまり聞く耳を持ちません。ですから、たとえ医者の言うことであろうと素直に従わず、「安静にしなさい」と言われたあとでも大好きなスポーツをし、

「 5日間は飲め」と言われた抗生物質でも治ったと思ったら飲むのを止めたり、かなり自分本位な態度が見受けられます。

医者もこれを知っているので「とはいえ、まあ、あとは自分で気をつけて」といったニュアンスで診断を行います。

これは根底に、「自分のことは自分が一番知っている」という観念があるからです。手厚い医療が歴史的に無かったこもと影響しているでしょう。

洞察と観察が要求される診断という行為、細かな手先を使う手術など、医療分野に向かなそうな国民性ということもあるでしょうか。

ともかくオージーは「体なんてほっとけば治る」と考えている節があります。これを裏付けるように「パナドール」という薬がこちらでは人気です。

これはパラセタモールという成分を含有した鎮痛薬で、ただの痛め止めにすぎませんが、ものすごく効きます。風邪がひどいときに飲めば、確かに頭痛が取れて熱も下がります。

まるで回復したかのようですが、ただの鎮痛薬。治ったわけではありません。4時間くらいして効果が消えれば、また頭痛や発熱はやってきます。

そのため、オージーはそれらの症状が消えるまでパナドールを飲み続けるのです。” (『「おバカ大国」オーストラリア だけど幸福度世界1位! 日本20位! 87-88%』)


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