下記の記事は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」8月26日付の記事を転記したものです。
オーストラリア最新世論調査(2015.8)
ときには時事ネタも。
” 調査会社ニュースポールが実施したオーストラリアの最新の世論調査で、「好ましい首相」としてTony Abbott:トニー・アボット首相の支持率が5カ月来の最低水準である30%に落ち込んだことが分かった。
これに対し、6月には就任以来の最低水準に落ち込んだ野党 Australian Labor Party:労働党の Bill Shorten MP:ショーテン党首の支持率は大きく回復し3カ月来最高水準になった。
中小企業と家族支援に焦点が置かれた5月の予算案発表後上昇した与党支持率は、3カ月来の最低水準となった。25日付オーストラリアン(The Australian )が伝えた。
与党の主要閣僚間で同性婚の自由投票について意見が割れたことや、党内情報が匿名でメディアに流れていることへの懸念に対しアボット首相が警告を発したことなどが影響したとみられる。
2党間支持率では緊縮予算案が発表された昨年5月以来、16カ月継続して労働党がリードしている。ニュースポールが20~23日に実施した調査では、政党間支持率は保守連合が8月初頭の前回調査から1ポイント低下の38%だった。
労働党は横ばいの39%と6カ月来の高水準を維持している。2党間支持率では、ともに横ばいで保守連合は46%、労働党は54%と、労働党が依然リードしている。
アボット首相の満足度(支持率)は、3ポイント低下の30%。これに対しショーテン党首の満足度は5ポイント上昇の34%だった。アボット首相の満足度から不満足度を差し引いた評価がマイナス28ポイントからマイナス33ポイントにマイナス幅が拡大したのに対し、ショーテン党首はマイナス28ポイントからマイナス18ポイントに縮んだ。
この評価でショーテン党首がアボット首相を上回ったのは5月以来。「好ましい首相」ではショーテン党首が5ポイント上回った。”(出典:NNA.ASIA オーストラリア・オセアニア Australia オーストラリア・オセアニアの経済ビジネス情報)
オーストラリアに関するニュースはアメリカ、中国などと異なり、自分から情報を取りに行く姿勢でないと、直近の状況を把握しづらいというのが実情と思います。
今朝、最新の世論調査に関するニュース。立場によって見方はそれぞれと思いますが、記事の論調は「停滞」といった具合、芳しくない印象。
オーストラリアの場合、政権交代が起きるお国柄で、選択出来る自由(権利)、政権を継続的に担えるよう緊張感を生んだり、これらは良い面と思いますが、方や政策の一貫性が維持しづらいなど、功罪あるものと思います。
オーストラリアで総選挙が行われたのは2013年9月。このとき、保守連合 ( Liberal Party of Australia オーストラリア国民党)が6年ぶりに奪還して、現政権を築いています。任期は3年(〜2016年9月/解散有り)との事で、これからいろいろ動きがありそうです。