下記の記事は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」9月10日付の記事を転記したものです。
オーストラリア人の国民性、価値観、社会通念 ⑧:まとめ
” 平等主義、仲間意識のおかげで、多民族国家にもかかわらず、同じ多民族国家のアメリカやイギリスで頻発する民族間の暴動、白人と黒人のいざこざなどの民族紛争がほとんど発生しないのであろう。
伝統的な価値観である自由、平等主義、メイトシップ、フェアゴー、寛容精神は、この国のバックボーンである。
・・中略・・
オーストラリア人は遊ぶことが好きである。人生、生活をエンジョイすることが最大の目的である。家族の絆も強い。もちろん日本の家族制度のようなものではない。
親、子という意識より、個人と個人の関係であり、互いに尊重し、愛し合う。
・・中略・・
普通の人にとって仕事は、快適な生活、人生を楽しむための手段である。持ち家を獲得し、車、必要な家電製品を購入し、休みの日にはアウドドアライフをエンジョイし、休暇には旅をするというのがライフスタイルである。
老後の計画もしっかりしている。自分が死ねば、家は子どもに残し、子どもはその住居を売却し、自分たちの家のローンを払う。贈与税、相続税がないのも幸運である。他人より高い名声を得ることや、より多く財を成すことに執着しない。”(『豪州読本』12%)
1週間あまり、オーストラリア人の頭の中を理解しようとするシリーズでしたが、逆にオーストラリア人から見た日本人考に凄い興味を持ちました(笑)
オーストラリア人に自分たちのマインドについて説明しても、身に付いていることは当たり前のことと捉えていて、違いを指摘され、そこで初めて気づくことのでしょうが、結構、日本人と対極的な価値観が染み込んでいることが分かり、興味深かったです。