下記の記事は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」9月1日付の記事を転記したものです。
オーストラリアの政党:国民党
” 国民党は小党であるが、地方部の利益を代表し、常に自由党と連立して、その有力議員が地方、農業、貿易関係の閣僚を務める。”(『平成21年度カントリーレポート』p2)
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” 労働党も自由党も都市型の政党で地方、農業に関してはあまり関心がないということで、第一次大戦中に第三の政党として地方党(CP-Country)が結成され、農民の代表として活動を開始した。
現在は改名し国民党(NP-National Party)として自由党と協力して連合政権をつくることが慣例で、連合政権では伝統的に国民党の党首が副首相になり、他何名かが内閣に入ることになっている。”(『豪州読本:オーストラリアをまるごと読む』20%)
オーストラリアの場合、議席数の第1党と第2党が拮抗するため少数政党が存在感を放つことになり、(「国民党」が、という話しではなく)獲得議席以上の影響力を持ってしまうこともあるようです。*現在の国民党の議席数 ー 下院:9(150)、上院:3(76)カッコ内は総数
自由党と組む政権は「保守連合」と和訳されていますが、同党と付かず離れず、特定層の支持(声を代弁)を得られているならば、オーストラリアの今を知る上で「注目すべき」となりますね。