下記の記事は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」10月22日付の記事を転記したものです。
医療用マリファナ解禁
” オーストラリア政府は19日までに、マリファナの使用や販売を禁じた現行法を改正し、医療目的や研究目的の大麻栽培を解禁する方針を発表した。
現行法ではマリファナは禁止薬物に指定され、栽培、使用、所持、販売に対して罰金や禁錮などの刑事罰が定められている。
政府は同法を改正して医療目的の大麻栽培を認める方針。リー保健相は「病による衰弱に苦しむ国民が、最も効果の高い療法を受けられるようにしたい」との談話を発表した。
同国では、苦痛緩和の目的で大麻を使用する患者に対して刑罰を科すのは不当だとして解禁を求める声が高まっていた。
インターネットの嘆願サイトで医療用大麻の解禁を求めるキャンペーンには、2年間で24万6,000を超す署名が寄せられた。
一方、嗜好(しこう)用マリファナについては解禁の対象にはしないと政府は言明。
リー保健相は「娯楽用途の大麻については引き続き禁止薬物に指定する。それを変える計画はない」と強調した。”(出典:CNN.co.jp掲載の記事から抜粋)
私個人ではタバコをやりませんが、喫煙癖のある友人が「マリファナよりタバコの方がタチが悪い」といったことを口にしており
、真偽のほどは不明ですが、オランダなど一部の国では(マリファナは)合法となっている国も承知しています。
オーストラリアの場合、嘆願運動、医療用途へのマリファナ服用者への効果から限定解禁となったようですが、医師の技量、医療設備の充実度、法規制、同じ国でも都市ごとに大きく異なっていたり等、現に痛みを感じておられる患者の立場として切実な問題であるので、薬物問題が社会問題化しているオーストラリアではありますが、大きな決断だと思います。