下記の記事は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」11月26日付の記事を転記したものです。
オーストラリアの著名人 ⑨: ヘンリー・ロースン
” 作家、詩人。作家 バンジョー・パターソンと共に、ローソンは植民地時代のオーストラリアを代表する詩人・小説家であり、しばしばオーストラリアの「最も偉大な短編作家」と称される。
ローソンの最も成功した散文の作品集は、1896年に出版された “White the Billy Boils”である。
その中で、彼は「パターソンおよびロマンティックな人々への攻撃を継続し、オーストラリアン・リアリズムとでも言うべき流れを作り出しつつあった」。
(20世紀の著作家ブルース・)エルダーは以下のように書いている。「彼は短く、鋭いセンテンスを使用した。その文体は後のヘミングウェイやレイモンド・カーヴァーのそれの原型であった。」
最小限の形容詞、徹底的に切り詰められた描写により、ローソンは1つのスタイルを確立し、オーストラリア人というものの輪郭……無愛想に寡黙で、熱烈に平等主義的、そして心底から人道的……をはっきりと示した。
「胸の張り裂けるような、荒涼と孤独の描写」で知られる『家畜追いの妻』(”The Drover’s Wife“)は、彼の最上の短編の1つだと見なされている。この作品は学校の教材として使用され、また映画や演劇にもなっている。”
ヘンリー・ローソンは10オーストラリア・ドル紙幣の肖像となった最初の人物である。この紙幣は1966年(通貨の十進法化が施行された)に発行された。1993年に紙幣がポリマー紙幣に切り替えられた際、ローソンの肖像も廃止となった。”(出典: Wikipediaから抜粋)
オーストラリアの マーク・トゥエインと称される国民作家とのことながら、情報ソースは限られており、引用文も読みづらくなっています。なお、ヘンリー・ロースンとする日本語表記もあるようで、Facebookのリンクはロースンとなっています。
後世に名を残す著作の数々を残す過程では、14歳で聴力を失ったり、進学では挫折を経験するなど、幼少の頃から様々な経験が著作に投影されていっているものと推察します。
文学からその国に触れる方々もいらっしゃるであろうと、今回取り上げました。点数は限られるものの amazon 等で日本語訳された著作(ex.『帽子を回せ』)を入手できるようです。