オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:シドニーーロンドン間が2時間で繋がる近未来

シドニーーロンドン間が2時間で繋がる近未来

” 豪シドニー(Sydney)と英ロンドン(London)を2時間で飛行する技術が、実現にまた一歩近づいた──米豪両軍の合同研究チームは、豪砂漠地帯で18日に行われた極超音速技術の実験に成功した。

研究チームはオーストラリアのウーメラ(Woomera)にある世界最大の陸上実験場と、ノルウェーのアンドーヤロケット発射場(Andoya Rocket Range)で、10回にわたる実験を行っている。

オーストラリアの主任科学者のアレックス・ゼリンスキー(Alex Zelinsky)氏は声明で「これまでの状況を一変させる技術だ。

コスト効率性の良い宇宙へのアクセスをもたらし、世界の空の旅に革命をもたらしうる」と述べた。

極超音速のフライトは、音速の5倍の速度(マッハ5)以上で飛行する。

このプロジェクト「極超音速国際航空研究実験(HIFiRE)」に参加する豪クイーンズランド大学(University of Queensland)の極超音速分野の専門家、マイケル・スマート(Michael Smart)氏によると、研究チームはマッハ7で飛行可能なエンジンを開発中だという。

スマート氏によれば、大気中の酸素を燃料にして超音速燃焼を行うスクラムジェットエンジンは、燃料を搭載する必要のある場合に比べて、より軽量で、より速く飛行することができる。

「人工衛星を宇宙に打ち上げるロケットの代替としても非常に有用だ」と、スマート氏は述べる。

オーストラリア国防省によると、18日の実験では、試験機が高度278キロに到達し、目標速度のマッハ7.5に達した。

2009年に始まった一連の実験は、2018年に完了する予定。”(出典:AFP=時事

正月につき、夢のある話しを ^^ 昨年(2016年)話題となったカンタス航空のパースーロンドン間の直行便 ↓

出典:AFPBB News(画像は記事にリンク)

のフライトが約17時間となっていることから、道のりの長さを感じますが・・  記事の最後に書かれてある実験終了が2018年。

昨今の技術革新のスピードからすると、遠からず忘れた頃に実用化への道すじがついているのかもしれません・・

オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所

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上記は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所」の2017年1月3日掲載分の記事です。

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