オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所:各州の産業構造⑧ 首都特別地域

各州の産業構造⑧ 首都特別地域

” 首都特別地域は、文字通り連邦首都建設のために計画的に開発された地域であり、同地域の産業構造は他州と大きく異なっている。

行政・公安関係のサービスが州総生産(GSP)総額に占める割合が30%を超える一方、「農林水産業」と「鉱業」は0.1%以下、製造業も1%をすこし超える程度である。

キャンベラは基本的に公務員、学生、教職員と中心とするサービス産業の街といえ、失業率は概して他州よりも低い。

農産物、鉱物資源、エネルギーを中心とする輸出の拡大はオーストラリア経済全体の主な成長要因となってきたが、首都特別地域経済の成長に直接寄与するのは(連邦及び首都特別地域)政府の公共投資や行政関連支出である。

しかし、両政府とも財政黒字化目標を掲げ、支出は削減傾向にある。

公共部門以外では、「ヘルスケア・社会的支援」分野(12/13年度の前年度比成長率7.7%)や「専門・科学・技術サービス」(同5.8%)など社会的、知的サービス産業の発展が見られる。”(『オーストラリア概要 2014/2015』p165)

キャンベラの人口38万人(2013年)で、労働者の権利が強く保護されている中、公務員割合が高いのは景気に影響を受けづらく、他都市と比較して安定的と考えられます。

大型のショッピングモールが成立するマーケットボリュームで、既に Canberra Cntre が商業の中心を担っている様子。

Canberraに立地するリージョナル型ショッピングセンター:Canberra Centre.-

昨年、オーストラリアでヒアリング出来た情報では高額所得者が集まっているエリアとの指摘があり、

所得水準が世界的にみて高めのオーストラリアでも、特に可処分所得高い層が集中しており、

デザインされた街並みの綺麗さも印象的ですが、上記条件を勘案すると、ビジネス展開には狙い目のエリアと考えられます。

オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所

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上記は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所」の1月9日掲載分の記事です。

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