2016年の新車販売、過去最高を記録
” オーストラリア自動車産業会議所(FCAI)は5日、2016年の国内新車販売台数が、前年比2%増の117万8,133台と、前年に続き過去最高記録を更新したと発表した。
100万台超えは7回目。67ブランドが販売されるオーストラリア自動車市場で、商用車の割合が前年の17.2%から18.5%に上昇したことなどが背景だ。
車種別でもトヨタのハイラックスが前年比19%増の4万2,104台と躍進し、商用車としては初めて全車種で販売台数が1位となった。
また年間販売台数で上位10車種に2車が入ったのは、オーストラリアでトヨタが初めてとなった。
車体別では、軽商用車とスポーツタイプ多目的車(SUV)の販売台数は、それぞれ前年度比9.4%増と8%増となった。
軽商用車とSUVの市場シェアは合わせて56%に上っている。一方、セダンやハッチバックなど従来の乗用車の販売台数は過去20年間で最も少なかった。
専門家の間では、現在の販売傾向が続けば、2018年にSUVの販売が従来型乗用車の販売を上回ると予想されている。
メーカー別では、トヨタが20万9,610台(1.6%増)と首位を維持し、マツダが11万8,217台(3.7%増)で続いた。
現代自動車はi30の販売増加などが奏功し3位に入った。一方、ホールデンは8.4%減の9万4,308台と、初めて上位3社から転落。フォードは15%増と販売を伸ばした。
地域別では、◆ニューサウスウェールズ州:39万7,563台(4.4%増)◆ビクトリア州:32万6,269台(3.4%増)◆南オーストラリア州:7万1,738台(3.9%増)――と増えた一方、西オーストラリア州は10万234台(5.6%減)、クイーンズランド州は23万3,026台(1.1%減)と減った。”(出典:NNA.ASIA)
高止まりで売り手市場が続く住宅市場とともに
人口が右肩上がりで鉄道網の発達が限定的なお国柄、「そりゃ売れるでしょう」というところも、しっかり新車が売れているところがポイントですかね。
州によって明暗が分かれているところは若干気になりますが、推移で捉える必要もあるでしょう。