オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:いよいよ、全豪オープン 2021 開幕

いよいよ、全豪オープン 2021 開幕

” 開催の危ぶまれた「全豪オープン」だったが、当初の予定から3週間遅れてようやく始まる。

2週間の厳しい隔離生活には不満の声も上がったが、多くの選手はこれも仕方のないことと前向きに受け止めたようだ。

実戦での調整が必要な選手たちのために、「全豪オープン」前には同じメルボルン・パークで女子のWTA500大会が3つ、

男子はATP250大会が2つと国別対抗戦「ATPカップ」が開催されるので、なかなか豪華な1週間になりそうである。

・・中略・・

例年1月半ばから末にかけて開催されている「全豪オープン」だが、入国後の隔離期間が必要で、外国から来る選手たちの昨年中のメルボルン入りが許可されなかったために、この時期の開催となった。

だが選手らにとってはもちろんテニスファンにとっても、開催されるだけでもありがたいことだ。

困難な状況にも関わらず、2021年の賞金総額は何と昨年から約12.7%アップの8000万オーストラリアドル(約63億4,880万円)となった。

そしてパンデミックの蔓延後、各大会で実施されているように、早いラウンドで敗退した選手たちへの賞金ほど増額され、準決勝以後の賞金は18~33%の減額となっている。

中東で行われた予選1回戦敗退の賞金は昨年より25%増の2万5,000オーストラリアドル(約198万円)。

本戦1回戦敗退の場合は、約11%増の10万オーストラリアドル(約793万円)。

準優勝の賞金は約27%減の150万オーストラリアドル(約1億1,900万円)、優勝賞金は約33%減で275万オーストラリアドル(約2億1,800万円)となっている。

女子ではグランドスラムで与えられるランキングポイントは優勝者が2,000、準優勝1300、ベスト4は780、ベスト8は430、ベスト16は240、ベスト32は130、ベスト64は70、1回戦敗退は10ポイント。

男子では優勝者が2,000ポイント、準優勝1,200、ベスト4は720、ベスト8は360、ベスト16は180、ベスト32は90、ベスト64は45、1回戦敗退は10ポイント。

優勝候補は、男子ではこの大会で8回の最多優勝記録を持つジョコビッチが他を引き離して最有力と言われている。

もちろん世界2位のナダルも常に優勝候補の一角ではあるが、この大会では過去に1度しか優勝したことがない。

それに続くのは昨年決勝でジョコビッチをフルセットまで追い詰めたドミニク・ティーム(オーストリア)が、「全米オープン」で悲願のグランドスラム初優勝を遂げた自信を生かせるか。

昨年末の「ATP1000 パリ」と「Nitto ATPファイナルズ」を連覇したダニール・メドベージェフ(ロシア)も、初めてのグランドスラム制覇を狙う。

女子は2020年の「全米オープン」で3度目のグランドスラム優勝を果たした大坂なおみ(日本/日清食品)に期待がかかる。

セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は、グランドスラムシングルスで最多記録タイとなる24回目の優勝を目指す。

昨年優勝のソフィア・ケニン(アメリカ)は、「全仏オープン」でも準優勝と安定した強さを見せた。

そして「全豪オープン」は、「優勝候補」に上がっていなかった若手選手がグランドスラム初優勝を果たすことの多い大会でもある。今年も新鮮な驚きが待っているだろうか。”(出典:TENNIS DAILY)*為替レートは2021/1/28時点

昨日、大坂なおみ選手とSerena Williams:セリーナ・ウィリアムズ選手のエキシビジョンマッチの模様をTV(ニュース)で視聴し、観客に取り囲まれた光景に少なからず意外な感じを抱きましたが、いろいろな面で注目されるであろう大会、成功のモデルケースとなりますよぅ🙏

上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2021年1月30日分の掲載記事です。

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