観光市場動向 ②
” 13/14年度数値によると短期訪問者の出身国上位10位は前年同様で1位はニュージーランド、2位は中国、3位は英国で、日本は昨年に続き6位だった。
上位10位中2桁台の伸び率を見せたのは中国、シンガポール、マレーシア、香港、インドの5ヵ国で、対前年減少したのは日本のみだった。
また、短期出国者の主要訪問先上位10位にも変動はなく、1位はニュージーランド、2位はインドネシア、3位はアメリカだった。
上位10位中伸び率が2桁台だったのは、インドネシア、シンガポール、マレーシアとインドだった。また13位の日本の伸び率は16.5%と高い水準だった。
日本については2015年中にオーストラリアと日本間の航空座席供給量が大幅に増える予定となっているため、今後も日本への訪問者数が増加を続けることが予測される。
一部マスコミは日本がオーストラリア人の間で長年人気の旅行先であったパリに代わり、一番人気になるのではないかという報道をするなど、日本が旅行先として大きな関心を呼んでいることが事が伺える。”(『オーストラリア概要 2015/2016』p140)
同様のことは何度か取り上げており、今回、復習といった意味合いも含まれますが、
昨年(2015年)がターニングポイントであったように認識している「民泊」の代名詞とも言えるairbnb(エアビーアンドビー)が爆発的に浸透していった背景には
海外諸国の日本への興味、関心、好奇心があり、それらに対して圧倒的に供給(宿泊機関)が不足している事実が露呈していると。
その流れの一翼にオーストラリア人の存在があって、昨年、相次いだ新路線就航は更に勢いを加速させることになり、更に2016年、新路線の開通の有りや無しやの情報も囁かれていますが、
今の状況が一過性で終わるのか、リピート(継続)を生むのか、業として営んでいるところなり、民間なり、受け入れ側の「おもてなし」の精神が真価を問われることになりますね。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
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