観光市場動向 ③
” 法務省の発表によると2014年の日本人出国者数は円安などの影響もあり、約1,690万人で対前年比3.3%減となり、2013年に続き減少している。
その中でオーストラリアを訪れる日本人短期訪問者数も対前年2.6%ほど減少している。
2015年8月からカンタス航空のブリスベン・成田便の運行が開始され、航空座席供給が大幅に改善されるため、日本人のオーストラリア観光の活性化にも期待がかかる。”(『オーストラリア概要 2015/2016』p140)
で、就航開始から半年ほどが経過して「ブリスベンー成田便の感触はどうなんだろう」と・・
しばしネット検索してみましたが、目ぼしい情報にアクセス出来ず。一年ぐるっと回してみて、判断されるような感じですかね。
同じ時期に就航した羽田ーシドニー便は・・
” 経済界からも要望が高かった路線で、今年1月に発効した日豪EPA(経済連携協定)により、ビジネスと観光双方の需要が期待できる。”(出典:Aviation Wire下掲)
と、(仮説に基づいたものではなく)需要に裏付けされてのもの。特にビジネスユースに関しては羽田発の機動性は魅力で、
オーストラリアを訪れる日本人短期訪問者数は底打ちされ、反転に転じる可能性が高いでしょう。
ブリスベンに関してはパーセント(1%〜)に計上されるまでのインパクトはないと見られますが、
ラガーマンで日本屈指の人気を誇る五郎丸歩選手が、スーパーラグビーのQueensland Reds:クイーンズランド・レッズに入団したことから
観光目的が1つ増えたことで、オーストラリアにとっては風が吹いている状況であることは間違いありませんね。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
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