ターンブル首相とトランプ大統領の電話会談、なぜ揉めたのか?
日本を含め世界を駆け巡ったマルコム・ターンブル首相とアメリカ合衆国大統領が決裂した電話会談ですが、
その事実は広く知られていると思いますが、なぜ揉めたのか?はよく知られていないと思い、
NHKで経緯を説明した記事があるので、以下に紹介(抜粋)したいと思います。
“「問題となっているのが、オーストラリアとオバマ前政権が結んだ難民に関する合意です。
合意では、中東や東南アジアから船でオーストラリアに入国しようとして拘束された人1,200人あまりのうち、難民として認められた人をアメリカが受け入れることになっています。”
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” オーストラリアは、年間およそ1万人の難民を受け入れてきました。
不法な手段で入国しようとした人たちもオーストラリアに定住させてしまうと今後も同じような船が増えてしまうんじゃないか、
ということで、こうした人たちに関しては、難民と認められても国内では受け入れない方針を打ち出しました。
そこで去年(2016年)11月、代わりにアメリカに受け入れてもらうことで合意したんです。”
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” ところが、ワシントン・ポストによると、先月(1月)28日、ターンブル首相との電話会談の中で、トランプ大統領はこの合意に激怒しました。
“最悪な合意だ。爆弾犯をアメリカに送るつもりか”などと、難民の中にテロリストが紛れ込んでいる恐れがあると非難しました。
結局、“最悪の電話会談だ”と会話を打ち切り、当初1時間だった会談は25分で終わったということです。”(出典:NHK)
見通しなどについては、記事 の中で示されていますが、特にオーストラリアの方が必要に迫られて結ばれた合意であるだけに、今後の推移に目を光らせておくべき事項といえるでしょう。