シドニー全域に浸透した民泊
” 2月24日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)はインターネット調査でシドニー都市圏のホーム・シェアリングの一部を明らかにした。
シドニー都市圏でAirbnbのリストは36,500件にのぼり、平均宿泊料金はパリ、ロンドン、メルボルン、ニューヨーク、香港を上回っているとしている。
安いところではロックデール付近の物件は一泊$24でテント、ハンモックを用意している。また、コラロイのプール付き小屋は一泊$70の値段をつけている。
調査はマレー・コックス氏が独自にウェブサイトをチェックして集めた情報で、ほとんどの物件が家やフラットをほぼ永久的に貸し出しているとしており、
「このデータから判断して、これは個人が自分の家を一部貸すというホーム・シェアリングではなく、市民の貴重な住宅物件をプロが投資し、その物件をもぐりの宿泊施設に変えているだけだ。
住宅所有者が自分の財産をホテルに変えることを許した結果、都市が富豪やホリデー・メーカーの遊び場になってしまっている」と語っている。
また、NSW大学(UNSW)の住宅政策専門家、ローレンス・トロイ博士は、「シドニー、メルボルンの人気のある地区では7戸に1戸の割合でAirbnbに登録されている。
シドニーでは、ボンダイ、マンリー、ダーリングハーストなどの地区でAirbnb物件が密集し、地区に影響を与えているとしている。
シドニー都市圏の地区でリストに載っている宿泊施設の件数は、都心部が9,241、ウェーバリーが5,467、ランドウィック3,346、マンリー1,800、ワリンガー1,794、ウラーラ1,573、ノース・シドニー1,370、マリックビル1,252、ピットウォーター1,192、ライカート999(各件)となっている。
宿泊料金のもっとも高いところではボンダイ・ビーチに一泊$8,000、モスマンには5泊で$27,800というところもあった。
また、シドニーのAirbnb平均宿泊料は一泊$208で、パリの$177、ロンドンの$205、メルボルンの$148、ニューヨークの$205、香港の$159をはるかに上回っている 。
SafeWork NSWの広報担当者によると、2018年8月に短期賃貸物件貸主を規制する新法が成立したが、Fair Tradingが主要関係者と業界の行動準則を策定中であり、2019年後半まで新法が施行される見通しはない。”(出典:NICHIGO PRESS)
Airbnbの浸透は2017年7月時点👇で
引用していましたが、インフラ化が進み、
内情も、オーナーと滞在者の関係が上手く機能すれば(大人のホームステイのような)人的関係も芽生える手段の多様化もうかがわれ、新しい時代が既に始まっているとの感覚も得られる記事でした。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2019年2月25日分の掲載記事です。
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