2022年1月小売売上高 予想外の回復、前年比6.4%増
” 豪政府統計局(ABS)は2月28日、今年1月の小売売上高(季節調整値)が324億9,190万豪ドル(約2兆6,900億円)と、前月比1.8%増加したと発表した。
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」感染拡大への懸念で消費が抑制された前月から回復した。前年同月比でも6.4%増となった。
項目別(季節調整値)では、食品が132億5,570万豪ドルと前月比2.2%増加したほか、◇家庭用品:58億3,340万豪ドル(0.6%増)◇デパート:15億8,010万豪ドル(4.9%増)◇その他:52億6,970万豪ドル(4.5%増)――だった。
一方、◇衣服・靴・アクセサリー:25億950万豪ドル(1%減)◇カフェ・レストラン・持ち帰り食品サービス:40億4,360万豪ドル(0.8%減)――は減少した。
地域別では、◇ニューサウスウェールズ州:100億5,230万豪ドル(1%増)◇ビクトリア州:84億3,180万豪ドル(2.5%増)◇クイーンズランド州:66億8,390万豪ドル(0.4%増)◇南オーストラリア州:20億4,720万豪ドル(3.1%増)◇西オーストラリア州:37億1,390万豪ドル(4.7%増)◇タスマニア州:6億5,330万豪ドル(0.7%増)◇北部準州(NT):3億1,050万豪ドル(1.3%増)◇首都圏特別区(ACT):5億9,900万豪ドル(0.4%増)――と全て増加した。
ABSは、オミクロン株感染拡大の不安はあったものの、これまでの感染拡大時と異なりロックダウン(都市封鎖)がなかったことで、食品以外の一部の自由裁量支出も伸びたとしている。
オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)は、予想外となった1月の伸びは、食品の物価上昇が背景にある可能性があるとの見方を示した。”(出典:NNA ASIA)
率にバラつきが見られるものの各州総じた伸びで、不安定さを否めない局面ですが、歓迎すべく統計ではあるでしょう。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年3月1日分の掲載記事です。
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