2022年1月の住宅融資2.6%増、投資物件が過去最高
” 豪政府統計局(ABS)は1日、2022年1月の住宅融資総額(季節調整値)が、336億6,000万豪ドル(約2兆8,100億円)と前月比で2.6%増、前年同月比で18.2%増だったと発表した。
投資用物件は109億7,000万豪ドルと15カ月連続で増加し、前月から引き続き過去最高を更新した。好調な住宅市場や住宅価格の伸びを反映しているという。
居住用物件の融資額は226億9,000万豪ドルと、前月比1%増、前年同月比3.4%増だった。投資用物件は、前月比6.1%、前年同月比67.8%とそれぞれ増加した。
居住用物件の融資成約件数は、◇住宅建設向け:4,351件(前月比4.8%減、前年同月比55.6%減)◇新築住宅購入向け:2,260件(8%減、22.2%減)◇中古住宅購入向け:2万8,241件(1.8%増、5.5%増)――だった。
初回住宅購入向け件数は1万964件で、前月比6.9%減、前年同月比32.6%減だった。
ABSは、投資家向け融資が増加している一方、住宅ローン総額に占める投資家の割合は3分の1程度にすぎないと指摘。「過去18カ月で、マイホーム購入者への融資が拡大していることを示すものだ」と説明した。
オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のエコノミストは「少なくとも金利上昇が市場に打撃を与える前の今年前半は、融資は高い水準で推移するだろう」との見方を示した。
■個人融資総額は0.8%増
1月の個人向け新規融資総額(固定金利)は、前月比0.8%増(前年同月比21.6%増)の21億5,000万豪ドルだった。
■商業融資は41.6%増
商業向け新規融資総額(建設向け)は、前月比41.6%増(前年同月比192.3%増)の38億4,000万豪ドルと、大きく増えた。”(出典:NNA ASIA)
住宅市場の加熱ぶりは、先月(2022年2月)↓
amazon Prime Videoのドキュメンタリーで視聴していましたが、投資物件が牽引しているかの状況には引っかかりを・・
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年3月2日分の掲載記事です。
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