オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:移住の理想と現実 ⑬

移住の理想と現実 ⑬

“日本人移住者の多くが、オーストラリアのバランスのとれた生活スタイルや個人主義的労働倫理を享受している一方で、

自営業を営む移住者や日系企業に勤める移住者は、日本並みの多忙な生活を送っている現実が存在する。

さらに、本省の議論の中では、移住者の中にはオーストラリアの職場が「西洋的雰囲気」を消費する場となっている点、

および日本人移住者が言語バリア、ビジネス慣行の相違、人種的差別を経験する点を示し、

理想の人生や自己実現を主な動機として移住した移住者が、移住後の生活で経験する様々な現実的苦悩について述べた。

以上のように本章は、経済的動機井垣の様々な要素によって移住する今日の中間層移住の姿を示し、

彼ら日本人ライフスタイル移住者が移住先のオーストラリアで経験する様々な現実を個人レベルのミクロな視点から論じた。”(『日本社会を「逃れる」オーストラリアへのライフスタイル移住』p193)

キャリア途中で、(人生の)戦略により、リタイア後のライフデザインとして、その他さまざま理由により

「移住」を人生の選択肢として捉えている方は少なからずいらっしゃるものと思いますが、先人の経験から学べる点は多いものと思います。

「隣の芝は青く見える」で、計画前、当初の期待値は高くなりがちなところ、早期にケーススタディをインプットしておくことは大事なプロセスと考えます。

オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所

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上記は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所」の3月19日掲載分の記事です。

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