カンタス航空、AI活用で航路を最適化
” オーストラリアの航空大手カンタスが、人工知能(AI)を活用した、世界有数の新飛行計画システムを開発した。
クラウドコンピューティング技術を使用し、天候や飛行機の性能などを基に数千のルートを評価し、最良の飛行経路を割り出す。
飛行時間を短縮することで顧客満足度の向上を図り、経路の最適化により年間燃料費を4,000万豪ドル(約31億6,660万円)削減する。18日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。
新システムは「コンステレーション(Constellation)」と呼ばれ、カンタスがニューサウスウェールズ州シドニー大学のフィールド・ロボティクスに関する研究所と連携し、自社専用にゼロから構築した。
AIの学習には、10年間分の天候パターンが蓄積された巨大なデータベースを活用したという。
同社は、飛行機を最速の気流にのせることで、燃料費のほかにも二酸化炭素(CO2)の排出量を5,000万キログラム削減することが可能と見込んでいる。
カンタスのジョイス最高経営責任者(CEO)は「消費者やテクノロジー、飛行計画に恩恵をもたらすため、AIと自動化技術に着目した」と話し、「コンステレーションは世界をリードするシステムだ」との見方を示した。
■手荷物検査、最新X線で精度向上
南オーストラリア州のX線画像解析企業マイクロ・エックス(Micro-X)が、最先端のX線技術による、空港で機内持ち込み手荷物を検査するための高解像度画像解析システムを発表した。
消費者向け電子製品に隠されている爆発物を探知でき、将来的には手荷物検査場を通過しなくてもセルフサービス方式で荷物のスキャンを済ませることも可能になるなど、空港でのセキュリティーに改革をもたらす可能性があるという。
同技術は英国政府との契約の下で開発中で、今は試作品段階だが、ロンドンで行われた展示会では前途有望な革新的技術として紹介されている。”(出典:NNA ASIA)
自動車運転のスタンダードも今後大きく変わりいくであろう今日、飛行機に関してはより先に行っているであろうことは
今回の記事を見て再認識させられましたが、それは機体外、手荷物検査場でも同じですね。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2019年3月19日分の掲載記事です。
オーストラリアにご興味をお持ちの方、Facebookページへの「いいね!」を是非宜しくお願い致します。