オーストラリアの著名人 ㉑ 〜 ブレット・ホワイトリー
” 1992年に死去したオーストラリアの伝説的な画家、ブレット・ホワイトリー氏がラベンダー・ベイの自宅の窓から描いたシドニー・ハーバーの風景が、作品、ラベンダー・ベイの住居も含めてNSW州の文化遺産に登録された。ABC放送(電子版)が伝えた。
シドニー・ハーバーの一部が州文化遺産に登録されるのは初めてのことであり、ホワイトリー氏の見たシドニー・ハーバーが文化として認められ、かつ保存されることになる。
ホワイトリー氏は、死去までの20年間をその住居で過ごしており、ホワイトリーの妻、ウェンディさんは46年にわたり同じ自宅に住んでおり、その文化遺産への登録を働きかけてきた。
ウェンディさんも過去20年以上にわたって、州有の「非公式ゴミ捨て場」を、「ウェンディの秘密の花園」と呼ばれる緑のサンクチュアリーに育ててきた。
現在77歳になるウェンディさんは、「墓に入ってしまえばもう思う通りにはならなくなる。しかし、生きている間なら少しの規則を作ってしまえばある程度思う通りにはなる。
その後は、後世の人々が気に入ってくれるかどうかだけだ」と語っており、自宅と庭がNSW州の文化遺産法によって保護されることを期待している。
NSW州政府のガブリエル・アプトン文化遺産担当大臣は、「ブレットとウェンディのホワイトリー夫妻の文化遺産はしっかりと守られる。
何よりも一般社会への貢献が最重要事項であり、未来とホワイトリーの美術作品に貢献するものだ。
NSW州ヘリテッジ・カウンシルのスティーブン・デービス委員長は、「この文化遺産登録は、美しい土地と重要な建物だけでなく、そこに住んでいた人の物語と人生までを対象にしており、異例なことだ」と語っている。”(出典:NICHIGO PRESS)
ブレット・ホワイトリー(Brett Whiteley)の名、評価が、オーストラリア国外で如何ほどであるのか承知していませんが、
国内での評価は定着したものであろうと、顔は特定出来ませんでしたが、その名をしっかり刻んでおこうと思います。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2018年3月29日分の掲載記事です。
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