オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:インターネット小売り、11カ月で5年分の成長示す

インターネット小売り、11カ月で5年分の成長示す

” オーストラリアでは新型コロナウイルスの感染拡大を受けたオンラインショッピングの浸透により、食品を除く電子商取引(EC)の売上高がわずか11カ月で5年分を超える成長率を示したことが、コンサルティング大手プライスウォーターハウスクーパース(PwC)の調べで分かった。オーストラリアンが伝えた。

PwCによれば、食品以外のオンライン小売りの売上高は2021年1月に総額で21億豪ドル(約1,756億円)に上った。

新型コロナ危機がなかった場合の成長曲線に沿えば、この金額に達するには2025年4月までかかっていた計算になるという。

また、食品のオンライン小売りの売上高は、新型コロナ危機がなかった場合、今年1月の水準に達するのは24年12月になったとみられる。

PwCのブレナン氏は、オンライン小売りの急成長は21年も続いており、企業はこれらの新しい現実に適応することを余儀なくされていると指摘。

「これは顧客主導の革命であり、顧客は今までに見たことのないようなプラットフォームやチャンネル、ブランドへの切り替えに非常に満足している」と指摘。

消費者はショッピングでより多くの選択肢や透明性、コントロールを切望しており、この環境で勝つためには、企業は迅速なキャッチアップを行い、プラットフォームやチャンネル全体で対応する必要があると述べている。”(出典:NNA ASIA

新型コロナウイルス感染拡大により、本来10年で起こるべき変化が1年で(起こった)というような表現を耳にしたことありますが、こうして数値で見せつけられると、その現実を知らしめられますね。

上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2021年3月31日分の掲載記事です。

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