ウェスタン・フォース、スーパーラグビーから除外危機の真相
” 世界最高峰リーグのスーパーラグビー(Super Rugby)に参戦するウェスタン・フォース(Western Force、オーストラリア)は28日、大会方式変更に伴う大会からの除外の可能性が報じられたことについて強く否定した。
SANZAR(南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリアの3か国からなるラグビー連合協会)は先日、5か国から全18チームが争う複雑なフォーマットのスーパーラグビーを前進させるための取り組みとして、チームの再編成が必要であると発表した。
まだ具体案が決定されていない中、現在6チームの南アフリカから2チーム、5チームのオーストラリアから1チームが除外され、参戦チームが計15に減らされるなどの臆測が飛び交っている。
地元紙シドニー・デーリー・テレグラフ(Sydney Daily Telegraph)は28日、オーストラリアのブランビーズ(Brumbies)やメルボルン・レベルズ(Melbourne Rebels)ではなく、
2005年に創設されたウェスタン・フォースが大会から除外される可能性があると伝えた。同国では、NSWワラタス(NSW Waratahs)とレッズ(Queensland Reds)の状況は安泰とされている。
しかし、フォースのマーク・シンダーベリー(Mark Sinderberry)最高経営責任者(CEO)は、オーストラリア放送協会(ABC)に対して、
「シドニーで報道された記事は、全面的に間違っている」と否定し、「2週間半前、オーストラリア・ラグビー協会(ARU)の関係者から電話があった。
その時点では、考慮すべき問題が山積しており何も決まっていなかったのは明白だった。それ以降、われわれは何の連絡も受けていない」と明かした。
ARUのビル・プルバー(Bill Pulver)会長も、まだ何の決定も下されていないと述べている。
いくつものタイムゾーンと四大陸にまたがる現行のフォーマットでは、実力の偏りや厳しい遠征日程、カンファレンスが4分割されたことによるシステムの複雑化など、問題が浮き彫りになっている。
2016年シーズンから、新たに日本のサンウルブズ(Sunwolves)、アルゼンチンのジャガーズ(Jaguares)、そして南アフリカのキングズ(Southern Kings)が参戦して15チームから18チームに拡大したことにより、この問題はさらに増大する結果となっている。”(出典:AFP=時事)
日頃、TVを視聴している時間が少ないゆえ、どの程度、スポーツニュースなどで
スーパーラグビー(SR)やサンウルブズの動向が取り上げられているのか把握していないながら、今ひとつニュース性が弱いように感じています。
盛り上がるにはワラビーズ(オーストラリア代表)やオールブラックス(ニュージーランド代表)などのスタープレーヤー揃いのチームが、日本でサンウルブズと戦うことだと思いますが
その観点からすると、記事の憶測に出たウェスタン・フォース(Western Force)の存在感は乏しいように感じられます。
ただ、西オーストラリア州のチーム、オーストラリア全域がSRに参加している意義も強く感じ、問題解決への推移が注目されるところです。