トランプ大統領、オーストラリアの保険制度を評価
” ドナルド・トランプ米大統領は5日(現地時間)、自身のツイッターに「オーストラリアの健康保険制度は、我々(米国)のものよりも優れている。
オバマケア(医療保険制度改革)は死んだ!我々のヘルスケア制度もすぐに偉大なものになる」と投稿した。
外交上のリップサービスとしてオーストラリアの健康保険制度を持ち上げただけで、同様の制度を米国で採用するつもりはないようだ。
トランプ氏はニューヨークで4日(現地時間)、訪米中のマルコム・ターンブル首相と就任後初の豪米首脳会談を行っている。
この日は会談に先立って、米下院でオバマケア廃止法案が可決されていた。
オーストラリアは日本と同様に国民皆保険制度を採用する。民間健康保険に加入しなくても、「メディケア」(国民健康保険)制度によって、すべての国民が基本的な医療サービスを受けることができる。
一方、国民皆保険制度を採らない米国では、民間健康保険に加入していない貧困層は病気にかかっても治療を受けられないという問題があった。
オバマ前大統領は幅広い国民が医療保険に加入できるよう制度を改革したが、これが保険料の高騰につながり、国民負担の増大を招いたと批判を受けた。
このため、トランプ氏は大統領選挙でオバマケア廃止を公約の目玉の1つに掲げていた。”(出典:日豪プレス)
記事のポイントは豪米関係が修復に向かっていることと、オーストラリアの保険制度が類似している二点と捉えています。
オーストラリアでは専門医の診察を受診できるようになるのに、一般開業医(GP=General Practitioner)の診療を通じて紹介状を書いてもらう必要など、
日本と詳細に至るまで同一制度ではないにせよ、医療制度が類似している点は、移住を検討されている方など、もしもの時の場合に備えたプラス要因といえるでしょう。