中小企業の3分の1以上に給与支払い遅延歴
” オーストラリアの中小企業の3分の1が、キャッシュフローの悪化により従業員への給与支払いに影響が出ている現実が明らかになった。シドニー・モーニング・ヘラルドが伝えた。
市場調査会社ウェイクフィールド・リサーチと会計ソフト開発インチュイト・オーストラリアが中小企業500社を対象に実施した調査によると、46%が従業員の給与支払いが間に合わないリスクを抱えていると答えた。
事業のキャッシュフローが悪化したため従業員への給与支払いを遅らせたことがあると答えた会社も3分の1以上あった。
客からの未払いが2万豪ドル(約153万円)以上という企業も3分の1あり、インチュイトは、キャッシュフローの悪化でプロジェクトを断念せざるを得なかった企業の数から推計すると、オーストラリア経済への損失は年間58億豪ドルに上るとしている。
過去2年間に発表されたオーストラリア企業の支払い慣行に関する複数の調査リポートでは、中小企業が時には120日も前に完了した業務に対する支払いを待っている現状が明らかになっている。
オーストラリア小企業・家内企業オンブズマンのケイト・カーネル氏は、3月に発表したリポートで「オーストラリアでは支払い期日が通常の業界基準を超えて延期される傾向が続いてる」と指摘した。”(出典:NNA ASIA)
日本を含め記事に出てくる割合の46%、3分の1以上といった数値の高低について論じられませんが、
ビジネスのメインストリームを担う中小企業を取り巻く環境から読み取れる現状は厳しさに他ならないですね。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2019年5月14日分の掲載記事です。
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