新型コロナウイルス収束後、国内企業にホテル大幅割引の恩恵か
” オーストラリア企業は、新型コロナウイルス感染症の収束後、ホテル料金の大幅割引が受けられそうだ。
法人向け旅行代理店コーポレート・トラベル・マネジメント(CTM)が予想している。オーストラリアンが伝えた。
CTMのフェラス社長は、新型コロナ関連の規制が解除され、国内の出張が可能になった場合、「市場シェアを獲得するためにホテル経営者による激しい競争が発生」し、大幅なホテル料金の割引が期待されると述べている。
同社長によれば、過去に豚インフルエンザや重症急性呼吸器症候群(SARS)が発生した際にも、短期的な需要の低下に伴い、ホテル料金の割引が行われたという。
同社長はまた、中間管理職以上の幹部社員が安全上の理由からライドシェアや公共交通機関の利用を拒否し、社用車を要求するようになると予想している。
CTMが上位500社のグローバル顧客を対象に実施した調査では、新型コロナ収束後に出張管理の方法が変更されると考えている割合がわずか14%であることが分かった。
フェラス社長は、観光部門はもっと神経質になるかもしれないが、企業は大きく変わるとは考えていないと指摘している。
同調査では、世界の法人旅行の顧客の78%が、新型コロナに関連した出張制限がプロジェクトの遅延につながり、
新規事業の開発や企業と顧客の関係構築、職業訓練に悪影響を及ぼしていると回答しており、旅行が経済回復に主要な役割を果たすと考えていることが示されている。
一方、豪政府統計局(ABS)によれば、3月の短期滞在の外国人入国者は33万1,900人で、前年同月比で60%減少。
中国からが78%減と最大の落ち込みを示し、日本からが75%減、ニュージーランドからが56%減だった。”(出典:NNA ASIA)
当面、現下の危機を持ち堪えられるかという関所もあるでしょうが、乗り切った先の質を伴った事業者間競争は、潜在利用者に選択肢が示される歓迎すべく状況ですね。