9年ぶりに政権交代、気候対策訴えた無所属候補が躍進
” 21日投開票の豪総選挙で勝利した労働党のアルバニージー党首が23日、豪州の新たな首相に就任。保守連合による9年間の政権は幕を下ろした。
労働党 アルバニージー党首(21日) 「今夜、豪国民は変革に投票した」 モリソン首相は21日夜、敗北を認め、中道右派の自由党党首も辞任すると述べた。
選挙結果の速報によると、下院で無所属の候補が議席を伸ばしている。「青緑(ティール)の無所属」と呼ばれる候補はほとんどが女性で、気候変動対策や反腐敗、ジェンダー平等などを訴えて自由党の牙城である都市部の複数の選挙区で勝利した。
また左派・緑の党が勢力を伸ばし、多くの選挙区で労働党の得票率を押し下げた。
モリソン政権を支えた石炭採掘推進派が占める議会に代わり、新議会では気候変動に懐疑的な声は鳴りを潜めそうだ。
シドニーで人気のボンダイビーチの豪市民からは、気候変動対策への取り組みに期待する声が聞かれた。
「無所属議員が増えたのは素晴らしい。本当の意味での変化であり、環境のための一歩前進だ」 「気候変動に対して行動を起こせればとても良い」 労働党が過半数を確保するのか、無所属議員や緑の党の協力を得て政権を取るのかはまだ不明。
労働党は下院の過半数獲得には、まだ数議席足りない状況で10以上の選挙区で接戦となっている。 正式な選挙結果は、郵便投票の集計結果を待たなければならず、数日かかる可能性もある。”(出典:REUTERS via Yahoo! JAPAN)
気候変動対策が焦点となるのは長期化した森林火災から
必然でオーストラリアが他国に先駆け範を示す立場といえ、政治の役割が問われますね。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年5月24日分の掲載記事です。
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