シドニーで10年ぶり大規模給水制限
” オーストラリアのシドニーで28日、10年ぶりとなる大規模な給水制限が発表された。記録的な干ばつを受け、家庭や職場への給水に上限が設けられる。
ニューサウスウェールズ(New South Wales)州は、シドニー広域の雨水集水量が1940年代以来の最低レベルを記録していると説明。給水制限は来週から実施する予定だと発表した。
ホースの水を出しっぱなしにしたり、スプリンクラーで庭の水やりをしたりした場合、個人には220豪ドル(約1万7000円)以下、法人には550豪ドル(約4万2000円)以下の罰金が科される可能性もある。
オーストラリアでは昨年12月から今年2月にかけて、前例のない猛暑を記録。ただ同国ではこうした極端な気象傾向も珍しくなく、夏季には山火事や洪水、干ばつが頻発している。
川で魚が大量死したこともあり、国の水管理は近年の選挙の重要な争点となっている。
シドニーで最後に給水制限が行われたのは2009年。同年は深刻な干ばつで、すべての主要都市で水使用量の上限が課された。”(出典:AFPBB News via livedoor NEWS)
大雨ほか、年間で何かしら気象異変が報じられる印象のオーストラリアですが、「10年ぶり」という表現を聞くと深刻の度合いが異なってきます。自然相手だけに人為的に講じられる対策のある限り、善処されることを願います。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2019年6月5日分の掲載記事です。
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