オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:住宅価格、底入れの兆し

住宅価格、底入れの兆し

” オーストラリアの住宅価格にようやく底が見えてきた。オークションの需要が上向き、シドニーでは2年ぶりに月間で上昇する見込みだ。

不動産コンサルタント会社コアロジックの暫定データによると、豪主要都市の住宅価格指数は先週横ばいとなった。

実際、シドニーは6月15日までの1カ月間に0.3%上昇。この流れが持続すれば大きな転換となる。

シドニーの住宅価格は2017年半ば以降下落しており、ピーク期の水準を約15%下回っている。

先週は、不動産オークションの在庫処分率も大きく改善。シドニーで先週行われた522件のオークションでは74.7%だった。

コアロジックは「今週は少なくとも昨年4月以降で最も好調な結果になるだろう」とし、「1年前の在庫処分率はわずか49.4%だった」と指摘した。

メルボルンでのオークションの在庫処分率は67.9%。主要都市全体では66.4%だった。

オーストラリア準備銀行(RBA)の利下げを受けた住宅ローン金利の低下が支援したとみられる。

先月の総選挙で与党・保守連合が予想外に勝利したことも、支援材料になったようだ。与党は選挙戦で、住宅投資の優遇税制を維持する方針を示していた。

一方、野党は一部の住宅市場支援策の撤廃や縮小を公約に掲げていた。”(出典:REUTERS

「下がっている」との認識はあったものの、ここまで顕著であったとは記事を読んで承知したこと。

良質な住宅が家計を支えられる範囲内で供給され続けることは、質を伴う市民生活の根幹を成す重要事ですから今後の推移にも要注目です。

オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所

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上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2019年6月18日分の掲載記事です。

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