2016年国勢調査 ①アジア系移民、ヨーロッパ系移民を上回る
” 豪政府統計局(ABS)は27日、2016年に実施した国勢調査の結果を発表した。
人口は前回調査時の2011年から8.8%増の約2,340万人に上った。
そのうち国外生まれの人口が615万人と全体に対する割合が26.3%となり、内訳では中国やインドなどアジア系移民が欧州系移民を過去初めて上回った。28日付地元各紙が報じた。
居住者のうち、親世代か子世代のどちらかが海外で生まれた割合は49.3%に上った。
英国からの移民者数は90万7,570人となり、隣国ニュージーランド(NZ)は51万8,466人となった。
一方、インド系移民は45万5,389人となり、中国系とフィリピン系がそれぞれ50万9,555人と23万2,386人となった。
また、男女比は女性が50.7%と男性を上回り、人口の8割が国内東部に居住していることが分かった。
州別では、ニューサウスウェールズ州の人口が748万228人と最も多く、ビクトリア州(592万6,624人)とクイーンズランド州(470万3,193人)が続いた。”(出典:NNA ASIA)
サッカーのワールドカップ予選など、オーストラリアがアジアにカテゴライズされていることに違和感を覚えたりしていましたが、
実態は着々とアジア化が進行していることがデータとして示されていますね。国勢調査(2016年)の結果に関しては、次回も取り上げます。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所