テスラ社、南オーストラリア州に世界最大のバッテリーストレージ施設を建設
” Teslaは、オーストラリアのホーンズデールウィンドファームのために建設する世界最大のリチウムイオンバッテリーストレージ施設により、再生可能エネルギーのストレージ市場のテーブルでまた大きなレイズをしたようだ。
その完成は、2017年12月1日とされている。その施設はTeslaの商用バッテリーストレージモジュールPowerpackを使用し、容量は100 MW/129 MWhとなる。
それはファームのタービンのピーク発電時間帯における生成エネルギーを保存し、グリッド(一般送電網)の必要に応じて終日安定供給する。
このシステムの最大容量は、約3万世帯への電力供給量に相当する。Teslaによるとそれは、2016年のサウスオーストラリアにおける暴風で州全域に生じた停電の規模に、ほぼ相当する。
しかし本当の目的はサウスオーストラリアの電力グリッドの安定化にあり、これによりピーク需要に応じた電力デリバリのコントロールが可能になる。
Teslaによると、住民用には同社の家庭用バッテリーストレージデバイスPowerwallを据え付けるので、グリッドの安定化にさらに貢献する。
Teslaはすでに、大規模なエネルギーストレージ施設をハワイのカウアイ島に建設しており、その落成式でTeslaの協同ファウンダーでCTOのJB Straubelが、Powerpackを使ったシステムは、ソーラーに限らず、さまざまな再生可能エネルギーによる発電に利用できる、と説明した。
今回の風力用の造成は、その規模も相まって、Teslaのエネルギー関連提供物が多様なニーズに対応することを、世界に示すだろう。
「バッテリーストレージはわが国のエネルギー市場の未来であり、この分野におけるわれわれのリーダーシップに世界の目が追随するだろう」、とサウスオーストラリア州の州首相Jay Weatherillが声明文に書いている。”(出典:TechCrunch Japan)
AFP=時事でも打電された↓ニュースで
インフラに脆弱さを抱えるオーストラリアにとっては、今後のエネルギー政策の舵取りを判断する上でなど
期待感、大きいと思います。今回を契機に南オーストラリア州で今回のような新たな施作がさまざま試行、導入されるようになると、
未来を示すエリアとして注目度が飛躍的に高まっていくように思い、事の推移に注視してみたいと感じた一報でした。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所