輸出、航空便と船便ひっ迫でダブルパンチ
” オーストラリアの国内空港に乗り入れる国際線1便当たりの乗客数が引き下げられることで、国内の輸出業者は新型コロナウイルス流行下における航空貨物の運搬能力の縮小に加え、輸送コストの増加に見舞われ、大打撃を受けそうだ。
既にコンテナ輸送サービスがひっ迫していることからダブルパンチとなっており、コスト効率の良い輸送手段がなければ、国際市場との取引を維持することが困難になる恐れがある。8日付オーストラリアンが伝えた。
航空業界団体のオーストラリア航空代表委員会(BARA)は、新型コロナ対策のため、7月14日から8月31日まで国際便の乗客数を大幅に引き下げるとしている。
新型コロナ危機前は、航空貨物の85%が旅客機の下部貨物室に積まれ運ばれていた。
ただ、新型コロナ流行により旅客機の運航数は激減し、貨物機に取って代わられているわけでもないため、輸送能力はひっ迫。
さらに乗客数の少ない便でもコストをまかなう必要があり、航空貨物運賃は既に新型コロナ流行前よりも35%高いにもかかわらず上昇する一方とみられる。
加えて、コンテナ不足により船便も危機にひんしており、貨物スペースを確保できない野菜生産者や、コストの高騰で輸出を諦めた小規模なスキンケア商品の輸出業者など、多くの業界が困難に直面している。”(出典:NNA ASIA)
国内の感染状況も再拡大の様相で
歪みは多方面で指摘される状況で、これまでの長期化、これから先の見えぬ状況に、危機感も覚えさせられます。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2021年7月11日分の掲載記事です。
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