オーストラリアの失業率(2016年6月)
” 豪政府統計局(ABS)は14日、6月の失業率(季節調整値)が5.8%と、前月より0.1ポイント悪化したと発表した。
雇用者数の増加は7,900人にとどまった。ただし市場関係者は、フルタイム雇用者が3万8,400人増の819万8,900人と増加した一方、パートタイム雇用者が3万600人減の374万700人と減少したことを好材料と見ている。
失業者数は9.9%増の73万4,200人となった。このうち、フルタイム求職者は9,200人減の49万6,700人、パートタイム求職者は1万9,000人増の23万7,500人。
性別の失業率は男性が0.2ポイント改善の5.5%、女性が0.4ポイント悪化の6.1%だった。労働参加率は0.1ポイント上昇の64.9%となった。
ABSは「6月の総労働時間は430万時間(0.3%)減の16億4,000万時間に減少し、年初来減少が続いているが、過去数カ月よりも減少幅は小さくなった」と述べた。” (出典:NNA.ASIA)
悪化という表現はあるものの 0.1という幅からは誤差の範囲と云えなくもない印象を受けること、
また、フルタイムとパートタイムの内訳を見ての評価は「好材料」との判断もあり、安定推移といった見方が出来るものと思います。
7月2日実施の総選挙の結果も、特定の事柄で足を引っ張ったということもないようで、
悪くはないけど良くもないといった状況からオーストラリア人なりのバランス感覚が働いたということでしょうかね。