第2次ターンブル政権発足
” オーストラリアのターンブル政権は18日、改造内閣の面々を発表した。
自由党と与党保守連合を形成する国民党は、キャナバン上院議員が資源・豪北部相として新たに入閣するなど、閣僚を増やした。
ビショップ外相やモリソン財務相らの主要閣僚が留任した一方、与党内で支持者の多いアボット前首相は入閣が見送られた。18日付地元各メディアが伝えた。
国民党のジョイス農相が留任したほか、同党からはハーツワイカー下院議員が副首相補佐となり、ジレプシー下院議員が地方保健相として初入閣した。
国民党からの入閣者が増えた背景には、総選挙で自由党が大きく議席を減らした一方、地方部で強い国民党が議席を着実に確保したことなどで、保守連合の政権維持に貢献したことから、同党の発言力が強まったことがある。
また、ターンブル首相は、南オーストラリア州で次期潜水艦の建造が今後本格化することなどから、同州選出のクリストファー・パイン下院議員を産業・イノベーション・科学相から、新設する国防産業相に変更するなどした。”(出典:NNA.ASIA)
議員個々のプロフィールについては承知していませんが、主要閣僚は留任の流れで、このニュースが直ちに何かに影響を及ぼすことは無さそうです。
アボット前首相の処遇を巡っては権力闘争の側面が感じられ、この辺りは政権基盤が脆弱化した中で火種となるのか、
(労働党への支持が高まった際に)政権交代の懸念が高まった際の温存と見るべきなのか・・
オーストラリア国内及び関係筋の見立ては複数あるものと思いますが、親日家として名高いアボット前首相の動向、これからの立ち位置は気になるところではあります。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
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