オーストラリアへの永住者数増加の背景
” 日本に居住経験を持つオーストラリア人の妻が「日本は暮らすところではないという結論」を持っていたと彼が語るように、
日本社会は必ずしも外国人にとって住みやすい場所とは言えない。
日本社会において外国人は、言語バリアや偏見など、様々な障害を感じながら生活する必要がある。
それに対し、オーストラリア社会は、エスニック・マイノリティーに対する差別や偏見も存在するものの、
国民の約二〇パーセントが家庭で英語以外の言語を話しているほどの移民社会であり、日常的な多言語・多民族環境が存在している。
これらのマイノリティに対する受容度の相違は、結果として日本とオーストラリアの外国人にとって居心地の良さの違いを意味する。”(出典:『日本社会を「逃れる」 オーストラリアへのライフスタイル移住』p117)
多様性という視点を斬り口とすると、それぞれ島国、大陸で一国を形成している日本とオーストラリアが対極的な立ち位置になるような印象を抱いていますが
国外移住といった選択肢が考慮される時に近年オーストラリアが安定的に選択されている(=永住者数増加/参照:下掲の表)背景には、多様性が存在して、それに対する受容度があっての要因が大きく効いてのことと考えます。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
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