映画とテレビ① ー 才能ひしめく映画産業
” オーストラリアと言えば、世界的に有名なスターの名前が頭に浮かぶ人も多いでしょう。
しかし、オーストラリア映画の成功を支えているのは、俳優だけではありません。
オーストラリアの映画産業は、裾野の広さ、層の厚さを誇っていますが、これを支えるのは何といっても、才能あふれる経験豊かな人材です。
最高の技術を持った制作スタッフや視覚効果エンジニアらが映画制作をバックアップしています。また、洗練されたインフラや設備も魅力の一つです。
そして、多様な姿を持つオーストラリアの自然や街並は、映画のロケ地としてぴったり。すぐに世界中のどんな街にも姿を変え、映画スターが演じる物語の舞台となるのです。
オーストラリアの映画産業が世界有数のレベルにあることは、これまでに獲得した映画賞からも明らかです。
オーストラリア人に対する米国アカデミー賞の授与は、実に34回にもなります。
賞を獲得した部門としては、演技、監督、制作、脚本、主題歌、撮影、衣装デザイン、メイク、視覚効果など多岐に渡り、
映画・テレビ業界全体として、オーストラリアの実力が高い水準にあることがわかるでしょう。”(出典:オーストラリア貿易投資促進庁)
上述の内容を裏付ける実績としては、直近では第88回アカデミー賞(2016年開催)で
『マッドマックス 怒りのデスロード』が、最多6部門受賞したことだと思いますが、
映画産業への注力ぶりは、こうしてオーストレード(オーストラリア貿易促進庁)が、ウェブサイトで大々的に映画産業について取り上げている点でもうかがえます。
オーストラリアが作品で前面に出たものよりは、実は裏方でオーストラリアの人材なり、技術が貢献していたという印象ですが、
先日もJames Dean:ジェームズ・ディーンの生前のエピソードを扱った作品『ディーン、君がいた瞬間』を鑑賞していれば
「Studio Australia」(=詳細不明)のロゴが映画冒頭で表示されるなど、意識すれば思った以上に身近に親しんでおり、オーストラリアの貢献ぶりが分かるかもしれません。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所