映画とテレビ ④ ー 多様なロケ地と最先端技術
” オーストラリアの自慢は、映画ロケ地に適した、壮大で多彩な景観です。未来を思わせる都市景観、荒涼たる砂漠、ブドウ畑、自然のままの海岸線、民族色豊かな街角、砂ぼこりにまみれたアウトバックの町、山岳地帯、砂丘、北部の熱帯雨林、工場群、ヨーロッパスタイルの村などをロケに用いることができます。
オーストラリアには、高度に熟練した技術クルーと、世界レベルのスタジオ設備があるため、海外撮影先として人気があります。
また、季節が逆であることと、時差の関係で、北半球の撮影スケジュールを補完する場所として利用することもできます。
さらに、撮影コストは、米国を平均30%下回ります。また、政府が税制上の優遇措置で支援しており、海外の作品誘致に役立っています。
1998年5月にシドニーでオープンしてからすぐに、フォックススタジオ・オーストラリアは、世界で最も引っ張りだこのスタジオ設備のひとつとなりました。
南半球で最大の専用スタジオコンプレックスと、最も設備の整ったフィルムラボが自慢です。
ハリウッドの大ヒット映画、マトリックスとその続編、スターウォーズII、マッドマックス、クロコダイルダンディー、ベイブ、ミッションインポッシブルII、スーパーマン・リターンズはいずれもオーストラリアで撮影されました。
また、アカデミー賞を受賞したアニメ映画ハッピーフィートもオーストラリアで制作されました。”(出典:オーストラリア貿易促進庁)
しばし、北半球と季節が逆であるという立地条件はオーストラリアならではのメリットとして取り上げられ、
また、投資規模が巨額である分、アメリカを30%下回る撮影コストも大きな魅力といえますね。
列挙された作品名も映画ファンにとってお馴染みのものが並び、大作を含め映画制作がオーストラリアで実施されることが浸透している状況がうかがえます。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所