失業手当依存者数、過去30年で最低に
” オーストラリアで、労働年齢に達した人のうち、失業手当に生活を頼る福祉依存状態の数が、過去30年で最低水準となったことが分かった。
過去4年間で、手当の受給を停止した人の数は23万人に上るという。
一方、政府の職業あっせんサービス制度「ジョブアクティブ(jobactive)」参加者の約78%が、要件を満たせず手当を一時停止されていることも明らかになっている。1日付地元各メディアが伝えた。
モリソン首相は「福祉制度は、人々が職に就けるようサポートする仕組みでなければならない」とし、
「われわれの制度はただ支援金を分配するのではなく、就職活動を支援するものだ」と話した。
一方ジョブアクティブ参加者の中で、義務を果たさず、2019年7月までに失業給付金(ニュースタート・アローワンス)を10回以上打ち止めされた人の数は6万人に上った。
参加者は、単身世帯の場合2週間ごとに555.70豪ドル(約4万1,551円)、扶養の子どもがいる場合は601.10豪ドルを受給できる代わりに、就職面接に行くなど求職活動を行う必要がある。
キャッシュ雇用・技能・小企業相は、ジョブアクティブ参加者は給付停止を受けると再度求職に励むようになるといい、ペナルティー制度は効果を上げていると指摘。
「何度も給付停止を受けている参加者は、福祉制度を支える納税者の期待に応えていない」と話した。
ただ、オーストラリア社会サービス委員会(ACSS)のゴルディー代表は「手当の給付停止数がこれほど多いということは、制度に問題がある証拠。自動的にペナルティーを科すことは人々にとって残酷だ」と批判している。”(出典:NNA ASIA)
失業率は5.0%台前半でこのところ推移していて、
このことにリンクする要因があるうちの記事の内容は一つということになりますが、
表で示される数字の裏側で血の通った制度/運用となるよう、人口増を長く想定している国家計画から質が問われていますね。