先住民にルーツ パティ・ミルズ選手、アメリカ代表戦で存在感(東京オリンピック)
” バスケットボール男子のオーストラリア代表は、五輪4連覇をめざす米国を苦しめた。5日に行われた東京オリンピック(五輪)の準決勝。中心はキャプテンのパティ・ミルズ(32)だ。
豪州先住民にルーツを持ち、NBAで活躍する司令塔は3点シュートを決めるたび、雄たけびを上げて仲間たちを鼓舞した。
身長185センチと国際舞台では小さい部類に入る。それでも激しい防御でチームを引き締め、前半には一時、15点差までリードを広げた。
後半に突き放された時もただ一人、スター軍団に向かっていった。プレー時間はチーム最長の28分57秒。チーム最多の15得点と奮起した。
試合後、米国のポポビッチ監督と抱き合った。10シーズンを過ごしたNBAのスパーズを指揮するポポビッチ監督とは、選手とコーチとして長く信頼関係を築いてきたが、試合前にはミルズのネッツ移籍が公になっていた。
「特別な選手」とミルズを称賛するポポビッチ監督は「我々の勝利に興奮したけれど、彼の目を見た時に『悪いことをした』と感じたよ」と素直な思いを打ち明けた。
ミルズにとって東京大会は4度目の五輪。開会式では豪州先住民の血を継ぐ選手として初めて旗手を務めた。
彼が尊敬するのは自身と同じルーツを持ち、2000年シドニー大会の陸上女子400メートルを制したキャシー・フリーマン。
彼女が21年前に成し遂げたように、ミルズも自分たちの戦う姿によって、多様な背景を持つ国民が団結を深められれば、と願う。
「オーストラリアが一丸となることがすべてなんだ」とミルズは言う。彼が戦う意義をよく理解しているからこそ、ポポビッチ監督も感傷的なコメントを残したのだろう。
ただ、ミルズの東京五輪はまだ終わっていない。7日、埼玉スーパーアリーナ。バスケ初のメダルを豪州にもたらすため、3位決定戦に挑む。”(出典:朝日新聞DIGITAL)
昨日のゲーム視聴していましたが、第2クォーター中盤まで「これ、行けるのでは!?」と感じさせられるゲーム展開でしたが、
前半終了近くから第3クォーターにかけて支配されてしまった時間帯のアメリカ代表が圧巻でした。
3位決定戦でのPatty Mills:パティ・ミルズ選手をはじめとするBoomersの戦いぶりに引き続き注目です。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2021年8月6日分の掲載記事です。
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