スコット・モリソン首相、TikTokの利用制限しない姿勢「情報不正使用の証拠なし」
” オーストラリアのスコット・モリソン(Scott Morrison)首相は4日、中国の動画共有アプリ「ティックトック(TikTok)」に関して、何億人ものユーザーの情報を不正使用している証拠はないと述べた。
モリソン首相は、米コロラド州アスペン(Aspen)で開催されているアスペン・セキュリティー・フォーラム(Aspen Security Forum)のテレビ会議に参加し、
「慎重に調査したところ、誰かの情報が不正使用されているとする証拠は得られなかった」とコメント。
「ティックトック上には公にするには十分ひどい内容がたくさんあるが、そうした類いのソーシャルメディアということだ」と笑いながら述べた。
一方で豪国民に対し、ティックトックや米企業を含むソーシャルメディアでユーザーや購読者の膨大な情報が取得されていることに「十分警戒する」必要があると指摘。
また、中国企業が国家情報機関から情報共有を要請された場合には応じる法的義務があることに触れ、
ティックトックが他のソーシャルメディアと違うのは「国家レベルで情報を入手される可能性がある」点だと述べた。
米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は3日、国家安全保障への脅威を理由に、ティックトックの親会社「バイトダンス(ByteDance、字節跳動)」が同アプリの米国事業を9月15日までに米企業に売却しなければ、「廃業」させると警告した。
この差し迫った脅威に対してモリソン首相は重要視しない姿勢を示し、「現時点でこれらのアプリを制限する根拠はわれわれにはない。
もちろん、アプリの監視は続けていく」と述べた。その一方で人々は「延長コードの元がどこにつながっているかを把握する必要がある」とも強調した。”(出典:AFPBB News via livedoor NEWS)
是々非々ということなのでしょうが、広く一般パソコン、スマートフォン等、インターネット空間でよく分からないものを使っていたり、(ダウンロード等)承認していたりということは多くの人たちに共通しているであろうと、ユーザー個々で意識を高めることも大切ですね。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2020年8月9日分の掲載記事です。
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