失業率 − 2019年7月
” オーストラリア連邦統計局が発表した7月の雇用統計は、就業者数が予想を上回った。ただ、失業率は5.2%で高止まりした。
7月の就業者数は前月比4万1,100人増となり、予想の1万4,000人を大きく上回り増えた。フルタイム就業者数は3万4,500人増加した。
一方、失業率は5.2%と、依然高水準。市場には引き続き、追加利下げ観測がある。
オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)は6月と7月に利下げを実施。追加利下げの判断で中銀は、労働市場の状況を見極めるとの考えを示している。
年間の就業者の伸びは2.6%で、米国の1.5%を大きく上回っている。
ただ、高い技能を持つ移民やパートタイム職に就く留学生が継続的に労働市場に流入しているため、失業率は改善していない。
その結果、労働生産性の伸びは年間1.6%で、経済協力開発機構(OECD)加盟国平均の2倍で、先進国の中でも特に高い。
さらに、女性や高齢者を中心に職を探す人が増えており、労働参加率はここ数年上昇。7月には66.1%と過去最高を記録し、米国の63%を上回った。(出典:REUTERS via Yahoo!ニュース)
失業率5.2%に関して、このところは5.0%台前半で推移していてその中で特段高い数値でも無いですが、
これから下がるというより上がってしまう要素が散見され、黄色信号がどう推移するか、注視を要する状況ではありますね。