日本産牛肉、17年ぶりにオーストラリアへ輸出 ②
” 日本産牛肉のオーストラリア向け輸出が17年ぶりに再開された。
赤身肉が好まれる豪州だが、和牛の遺伝子を引き継いだ豪州産「WAGYU」も既に普及。
高級感が売りの日本産和牛が豪州産の高い壁を突き崩せるか、挑戦が始まっている。
豪州で卸売業を営む大沢紀三夫氏は、鹿児島県産和牛を1頭丸ごと購入し、7月下旬から輸入を開始した。
「日本産和牛は豪州産で実現できない見た目と味、風味が売り。SNS(インターネット交流サイト)も使って市場に食い込みたい」と意気込む。
豪州産は米国経由で1990年代に和牛の遺伝子などが輸入されたのが始まり。
ブランドの定義は異なり、日本では和牛同士の掛け合わせに限定されるのに対し、豪州産は交配比率が50%以上であれば容認される。
飼料もトウモロコシ中心の日本とは違い、小麦や大麦などが与えられ、放牧で育てられる。豪州産は年約3万2,000トン生産され、アジアなどで売られている。
BSE(牛海綿状脳症)問題で輸出が停止した2001年当時の日本産牛肉の豪州向け輸出は403キロ。
消費者には「WAGYUでも値段は高い。全般的に手頃な価格になれば」と、日本産との競争を期待する声もある。
日本貿易振興機構(ジェトロ)は、販売を後押しするため、業者を招いた商談会を20日にシドニーで開催する予定だ。”(出典:時事通信社)
先月(2018年7月)の記事のから、ややインターバルが空きましたが
続報が打電され、17年の空白を経て輸出が再開されたこと、大きな契機といえるでしょう。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2018年8月18日分の掲載記事です。
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