オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:財政赤字額、ロックダウンが影響し410億ドル増

財政赤字額、ロックダウンが影響し410億ドル増

” オーストラリア連邦政府の2021/22年度(6月期)の財政赤字額が、5月時点の予測額から410億豪ドル(約3兆2,926億円)増加し、約1,500億豪ドルになると予測されることが、会計大手デロイト傘下のシンクタンク、デロイト・アクセス・エコノミクス(DAE)の調査で分かった。

新型コロナウイルスによるロックダウン(都市封鎖)の長期化が背景となっている。オーストラリアンなどが伝えた。

DAEのリチャードソン氏は、23/24年度までの3年間の赤字額は5月時点の予測額よりも、合わせて約540億豪ドル増加するとした。

またオーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のエコノミストのディムズ氏は、本年度の財政赤字額は300億豪ドル増加し、約1,300億~1,400億豪ドルになると予測している。

保健省によると、政府はロックダウンの影響を受けた労働者向けの補助金「COVID19ディザスター・ペイメント」として約42億豪ドルをすでに拠出している。

連邦政府と州政府が費用を折半して提供する企業向け補助金「ジョブセーバー(JobSaver)」では、1週間当たり5億豪ドルを拠出するとみられる。

ディムズ氏は、「連邦政府は最終的に補助金制度で100億~150億豪ドルを拠出し、さらに一度限りの企業補助金として20億~30億豪ドル、チャイルドケア部門への支援として4億豪ドル拠出するだろう」との見解を示した。”(出典:NNA ASIA

計画は蓋然性の高い近未来を見据えることが出来れば対処出来るでしょうが、現下の状況では相応の凹みが出てしまうことはやむ得ないですね・・

上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2021年8月30日分の掲載記事です。

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