オーストラリア経済は、連邦政府の大規模な景気刺激策等から世界的には優良
” 豪政府統計局(ABS)が2日に発表したオーストラリアの2020年第2四半期(4~6月)の国内総生産(GDP)成長率が7%縮小し市場に衝撃を与える中、世界経済の動向と比較すると、オーストラリア経済は非常に優良な立ち位置にあるようだ。
成長率の縮小幅は日本や米国より小さく、世界でも有数の水準だという。
資源に対する中国の需要が堅調なことが国内経済を下支えしているとの見方も出ている。
3日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー(AFR)などが伝えた。
連邦政府の財務省の2日の発表では、オーストラリアよりもGDP成長率の縮小幅が小さかったのは、韓国、フィンランド、デンマークの3カ国だけ。いずれも、厳格な新型コロナウイルス関連規制を敷いていた。
エコノミストのエスレイク氏は、オーストラリアの好実績の要因として、新型コロナ感染抑制の成功、政府の大規模な景気刺激策、そして中国との貿易による恩恵の3点を挙げている。
■「今後の回復はVIC次第」
エコノミストらは、第3~4四半期の経済成長について、ビクトリア(VIC)州メルボルンでの感染第2波の状況次第だとしている。
コモンウェルス銀行(CBA)のコミン最高経営責任者(CEO)は「乗り越えなければならない国内経済の課題はまだあり、リセッション(景気後退)からの脱却は長く困難な道のりになる」との見方を示した。
特に若者世代は、キャリアが始まったばかりの時点からつまづくことになり、今後最も打撃を受けるとみられる。”(出典:NNA ASIA)
新型コロナウイルス感染拡大前から財政黒字化が迫っていた状況で、先進国の中でも良好な状態であったと捉えていますが、
ロールモデルとの評価を得ているのであれば、継続して模範を示していって欲しいですね。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2020年9月4日分の掲載記事です。
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