不動産市場動向(2016年9月 ①)
” 2016年初めの不動産価格予測では、今年後半以降の不動産売買の動きが鈍くなり、これによって価格が下がるのではと言われていました。
政策金利は過去最低となる1.5パーセントまで引き下げられ、今後、この数値よりも更に金利が下がる可能性もあります。
しかし、実際の不動産市場を見てみると、不動産価格は緩やかながらも上昇を続けており、予測に反する結果となりました。
12年~15年に見られたような、年間10パーセント以上もの不動産価格の伸び率を見ることはできませんが、シドニーでは年率3~4パーセント前後の成長が見込まれています。
また、メルボルンでは人口が将来シドニーを上回るとの見方があり、現在、不動産供給量が不足していることを考えると、メルボルンでも不動産価格の上昇が期待できるという意見もあります。
どちらの都市も大幅に価格が上がることはないにせよ、今後10年間の緩やかな上昇を期待する投資家は多いようです。
8月半ばにシドニーで行われた不動産オークションでは、落札率が85パーセントとなりました。
中間取引価格帯は約110万ドルとなり、数カ月前には100万ドルまで値下がりを見せましたが、ここに来てまた強気な価格を見せました。
冬期は通常、夏期に比べて不動産価格の変動幅が小さくなる傾向があります。
しかし、今年の冬は中古物件の売り出しが少なかったこともあり、短期間で売買成約に結び付いた結果、価格が押し上げられたものと予想されます。”(出典:NICHIGO PRESS 不動産のプロに聞く豪州不動産事情)
(9月9日 07:09時点の)1オーストラリアドル78.27円であったことから、中間取引価格帯との110万ドルを日本円換算すると8,600万円程度。
前回↓「民間投資が減速」といった動向を取り上げましたが、
それでも85%の落札率を上げていることに、活況を超えて凄まじさを感じます。
物件の詳細は把握していないながら、ざっくり日本の倍くらいの相場水準ですかね。
住宅政策として、低価格で(いい意味で)それなりの物件の供給が望まれる点は言うまでもないでしょう。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所